第64話

「あんた此処で何してんの?ってか、ソレ誰?」



エマを指差し言うそいつ。



「……関係ねぇだろ」


「…別に関係無いけど、まさか、あんたの子じゃ無いわよね?」


「違ぇよ」


「ーーそう、それなら良いんだけど。あんたが父親にでもなったら面倒だから。」


「ーーーーあっそ」



俺はそいつと目を合わせず会話を終わらせ、歩き始めた。

そいつを通り過ぎた時、



「優、アタシに迷惑かかる様な事だけはしないでよ。犯罪とか。」



背中越しに聞こえた声。



「あんたに迷惑掛けられるのだけはごめんだから。」



その声に、



怒りを覚えたのは、





「ゆう下ろして!!!!!!」





俺、ではなく、






「おばさん、ゆうのこといじめないで!!!!!」




エマだった。




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