第38話
「何故急に大学の話を?」
野々村夏実は洗濯物を畳んでいた手を一旦止め、俺の方へ体を向ける。
「ーーいや、別に大した事じゃねぇんだけど…」
「はい?」
「コウキの野郎が、大学行くとか言い出しやがって。」
俺がそう呟いて野々村夏実を見ると、野々村夏実は特に驚きもせず「あぁ」と小さく声を出し、止めていた手を動かしまた洗濯物を畳み始めた。
「滝川さん、うちの高校の付属の大学に行かれるんですよね、法律学科へ。」
「あ?!お前知ってたの?!」
「本人の口から聞いたのは最近ですが、よくテキストを見ていたので何となくは想像ついてましたけど」
「知らなかったんですか?」とまた不思議そうな顔をして俺に問いかけてきた。
、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます