何故なんですか?

第14話

「ーーークソが!」


「はい、優負けー!!!」


「ゆう!エマね!イチゴアイスが良いな!」


「私はラムレーズンで。」


「俺はチョコミントー!」


「…クソが!!!!」


俺は自分の手に残ったジョーカーを投げつけ頭を抱えた。



夏も手前の6月中旬。


蒸し暑い野々村家でババ抜き中の俺たち。


アイスをかけて勝負して見事に言い出しっぺの俺が負けた。



「あぶないあぶない!エマ負けちゃうとこだったー!」


「エマちゃん強かったね!」


「エマてめぇズルしたろ!!!」


「してないもん!」


「子供相手に大人気ないですよ大谷さん」


「うっせぇ!!!」



最後はエマと俺の勝負だったが、正直その時点で俺のアイス奢りは決定していた。

エマも負けたら奢ると張り切ってたが、エマのお財布に入っていたのは"こども銀行"の1000円札だったからだ。

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