第7話

「んなダッセェもん付けれっかよ!」


取り出されたデカイ湿布を見て思わず言う。




「いや、もう十分ダサい顔されてますから大丈夫ですよ」


「てめぇに言われたくねぇわ!!!」


思わず本音が出てしまい、ハッとした。



「はい?」


「……んでもねぇよ…」


「…?…兎に角、貼りますよ」



俺の言葉の意味が分からねぇらしいオメデタイ野々村夏実が湿布のセロハンを半分剥がし、俺の頰へ貼り付けようとする。



その時咄嗟に、コウキの言葉が蘇った。



"夏実ちゃんにチョッカイだすな"



それと同時にバッと野々村夏実の湿布を張ろうとする手を退かした。



「ーーーな、なんですか?!」


「こんなもん自分で貼れっから!!!」



「だったら初めからそうして下さいよ!」


「うるせぇ!」



困惑する野々村夏実から湿布を奪い取り自分で貼り付ける。


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