第105話

帰路に着くっつったって、


帰る場所は俺の家じゃねーんだけど。



でも、







「おかえりなさい」


「ゆうおかえりー!!!!」






「おー。」








ここは何か俺ん家みてーなもんで。

つーか、ここがもう俺ん家でいいんじゃね?とか思う。



部屋と風呂をもう一つづつ増やせば、住めんじゃね?とか思う。




「今日遅かったですね?」


「進路指導室行ってきた。」




俺からしたらあり得ねぇ発言にも、




「ーーどこか良い学校ありました?」




フツーな返事が返ってきて。




「何か、駅前にあるらしい。」




そんなフツーの返事にフツーに返す俺に、




「あぁ、ありますよね。家から近いし良いんじゃないでしょうか」




これまたフツーの返事が返ってくる。

センコーみたいな驚いた表情も

女子生徒みてぇなキャーキャーした声もなく。



この居心地の良さはこの家でしか作れねぇと思う。



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