現実には、

相互コミニュケーションなら、修正が可能だ。


「飲み物あるよ、いる?いらない?」


「ありがとう。」


「それって、いるの?いらないの?」


「いる!心遣いありがとう。」


こうして、丸く収まる。

はずだが。








「飲み物あるよ、いる?いらない?」


と彼女に聞かれて、僕はこう答えた。

「ありがとう。」


この『ありがとう』の裏にある僕の気持ち。


【飲みたい気持ちは半々。

もう少し後になっても問題ない。

それよりも、彼女が準備をするのに、負担をかけるのが心配。

だから、正直、今はどちらでも構わないが、

用意してもらえるなら、ありがたく受け取る。

彼女の気持ちがうれしいから、ありがとう。】


ありがとう、と言って叱られるとは思わなかった。

「それって、いるの?いらないの?」

「誤解されるかも、って思わないの?」

「用意した後、いらない、って言われる人の、

残念な気持ちを考えたことないの?」

「こうして答える私のストレスが想像できないの?」

「だから、あなたは私から嫌われるのよ。」


ここまでマシンガントークで畳み掛けられる。

実話です。

自分のことながら笑える。

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