先生を好きになってもいいですか?
夢僮亜樹
第1話
「水原先生、好きです。」
。
。
。
【先生を好きになってもいいですか?】
私は井上望(いのうえのぞみ)府立K高等学校の3年生。
自分で言うのもなんだけど、まあまあ可愛い方だと思う。
性格は、平凡かな。でも、やるときはやる女の子だ。
そんな私が今日、勇気を振り絞って、水原先生に告白した。
水原先生は、ものすごく驚いて、整理していた教材を床に落とした。
ここは社会科準備室。
今、ここにいてるのは、水原先生と私だけ。
まだ、夏の暑さが残る9月ーーーー
夕陽が傾いて赤い影を落とす。
「井上...」
水原先生が振り向いた。
私は真剣なまなざしで先生を見つめた。
先生も真剣に答えてくれた。
「俺は教師だ。そしてお前は生徒だ。」
「卒業式が終わっても気持ちがかわっていなかったら、そのとき話をきくよ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます