女スナイパーとシマエナガ?札幌出張中❗️

夕哉圭シロー

第1話 テンション上がるよねー!

某年2月下旬


『さすが北海道ね、一面雪だらけ、まさに銀世界だね!』千歳空港から札幌駅に向かう車窓からテンション高めにみかんはつぶやいた。


『初めてか北海道は。』慣れた感 じ上司の店長(コールネーム)は尋ねた。


『そう、埼玉より北に行ったことないの。それより何食べようかな、、、海鮮丼でしょ、ジンギスカンでしょ、スープカレーでしょ、迷うなあ。でも珍しいわねこっちで仕事なんて。』


 『 そうなんだ、詳しくはこっちのメンバーと合流した・・・・』


『あれ、あの建物なに?シュッとしてイケてるんだけど。』


『エスコンフィールドだ。』

(こいつ、全然聞いてないな!)と店長は少しムカつきながら答えた。


『あ、あの新しく出来たファイターズ球場ね。

知ってる、じゃあそこに新庄さんいるんだ。』


『みかん、もう少し小さい声で喋ってくれ。あと多分だけどいないと思うぞ、シーズンオフだからな。』周りを少し気にしながら返答した。


『店長、何か慣れてる感じね。来たことあるの?』


『そうなんだ、実は昔札幌し、し、し、、、』


『すごい、あれ白樺だよね!初めて見た。おしゃれだよねー!花粉症とかもあるのかな?』


『普通にあるぞ、だいたい4月から6月と言われてる。』(人の話聞かねーな、この子は。)と少しモヤモヤしながら札幌方面に向かった。


 

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