第55話 葵と涼音

モブキャラ樹が同伴した超絶美少女は誰やねん!


葵「おい!樹、正直に話せ!今なら許してやる」

井田君「そうだよ!」 ←井田君まで言うか!?


樹「さあ、誰だろね~いいだろ~♡

  スズちゃん、飛鳥ちゃんにも負けないぜ!」しゃきん-☆彡


海「あの子、どっかで見た記憶があるんだよな~」

晴輝「確かに、誰かに似てる気がする。。。」


陽葵「ねえ、お兄ちゃ~ん

   私がお兄ちゃんの彼女役はやっぱり無理があるよ

   悲しいから、もう見栄を張るのは止めようよ」


葵・晴輝・海「陽葵ひまりちゃん!」

「小学校の頃、樹の応援によく来ていたあの陽葵ちゃん!?

 ってこたぁ~今、中3だよね」

「まぁ~ベッピンさんにならはって~♡」

「え~もんお持ちで♡」


陽葵「そ~で~す♪陽葵でぇ~す♪お久しぶりです。あおちゃん♡」

晴輝・海【俺たちは無視!?】


涼音・美玖・結衣

「陽葵ちゃ~ん、久しぶり~元気だった?可愛くなったね~」


『わいわいがやがや』3年振りの再会を喜ぶ陽葵を囲むが出来ているのだ


樹「ちょっちょっちょい!俺は?

  うぇ~ん(涙)うぇ~ん(涙)」


通りすがりのお婆ちゃん

「あら、またあんたかい!?よちよち

 今は爺さんとデート中じゃから、あんたとお茶はできないのね~

 また今度ね。いい人を見つけなさいね~」【無理だと思うけど】


樹「お婆ちゃんまで上から目線・・・」


陽葵「お兄ちゃ~ん♪私はあおちゃんたちと遊んで帰るから、

   先に帰っといて~」


樹【入場料4390円なんですけど。。。】

退場!いつかいいことがあるさ♪


陽葵が葵の右腕に抱きつきながら、

「ねえ、あおちゃん。私、さっき来たばっかだから

 ウォータースライダーに乗りたい♪行こうよ♡」

葵「ぼくでいいんすか♡」


すると涼音ちゃんが葵の左腕に抱き着きながら

涼音「ちょっとちょっと、陽葵ちゃん。あーちゃんはと乗るのよ!」

陽葵「え~?あおちゃん、スズちゃんと付き合ってるの?

   じゃあ、今からは陽葵と付き合おうよ♡それならいいでしょ♪

   JKおばさんより、JCギャルがいいよね♡」


涼音 ⇒~めキガソク☜ ☜ ☜ ☜⇨ バチ🔥バチ ⇦年増としまめ~⇦ 陽葵


樹「まあまあ、陽葵もスズちゃんも落ち着いて!」

涼音・陽葵「うるせぇ!お前はすっこんどけ!」


樹「うわ~ん(涙)うわ~ん(涙)」


迷子になって泣いていた5歳くらいの女の子が樹をみつけ

「お兄ちゃん、どうちたの?男の子が泣いちゃダメだよ

 わたちのアメちゃんあげるね♪よちよち」

樹「ありがとう。迷子?

  お母さんを一緒に探してあげるね」


すると女の子のお母さんが走って来て

「明音~!やっと見つけた~

 ちょっと!おじさん!うちの子に何をするのよ!

 あっち行ってよ!」


樹「帰ります(涙)」


葵・晴輝・海・井田君・涼音・美玖・結衣・飛鳥

「さすがにこれは樹が可哀そうだよね。 樹ぃ~一緒に遊ぼうぜ!」


陽葵「あれ?まだお兄ちゃんいたの?」


チーン!


樹「帰る。。。」


葵・晴輝・海・井田君・涼音・美玖・結衣・飛鳥

「絶対いいことあるから!諦めないで!」

「今度、ジュースおごってやるよ~」


哀愁の漂う背中を向けて、右手を力なく振りながら

樹が帰っていったのだ


陽葵「ねえ、あおちゃん!早くウォータースライダーに行こうよ♡」

涼音「何言ってるの、あーちゃんは私と乗るの!

   子供は早くお家に帰ってミルクでも飲んでなさい!」

陽葵「あれ?スズちゃん、それ競泳用水着だよね

   あっちで自由形1500mでも泳いでくれば?」


涼音「見てなさい!」っと言って、

いきなり競泳用水着を脱ぎ捨てるで~


じゃ~ん!

なんと競泳用水着の下から、セキシービキニが登場!

自慢のスーパーボディが解放されたのだ!

すると周囲の男たちの視線が涼音ちゃんに集中!!!


♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡

♡目♡   涼音ちゃん   ♡目♡

♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡目♡


葵「すーちゃん♡」

♡嘉高♡浩平♡晴輝♡海♡

「スズちゃん、凄い♡葵のやつ~~~(嫉妬)」


周囲の男たちの視線が涼音ちゃんに集中する中、

葵の気持ちに変化が起きるのだ

【なんだ、この気持ち?】

【なんか、嫌だ】


と着ていたTシャツを脱いで涼音ちゃんに渡したのだ

「すーちゃん、これ着て」

「どうしたの?あーちゃんが喜ぶと思ったのに」


「なんか、嫌なんだよ」

「何が?」


葵が目を逸らしながら、照れながら

「他の男にすーちゃんが見られるが嫌なんだよ」

「あーちゃん♡」


「すーちゃん♡」「あーちゃん♡」

「すーちゃん♡」「あーちゃん♡」

「すーちゃん♡」「あーちゃん♡」


小学5年時に転校してきて涼音ちゃんと出会って以来、

ツムちゃんと付き合ったて、エロを発動しまくって

回り道をしてきた葵だが


やっとこさ、心深くに秘めていた

涼音ちゃんへのに気付いた瞬間

そして、今こそ涼音ちゃんの想いが真に叶ったのだ


さあ、恋も野球も更なる高みを目指すのだ!


第一期はここで終了です。

第二期 全国高等学校女子硬式野球選抜大会編を予定しています

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201分の1の悲劇。転じて喜劇なり 女子野球と恋の青春ストーリー 神戸 雪谷 @kobe-yukigaya

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