第22話 女子3人 エロ1人の勉強会

鬼厳が言い残した鈴丘東のことが気になる葵は

試合が終わった晴輝たちと合流するで~


葵「お疲れ~やられたな」

晴輝「あ~鬼厳にパーフェクトをらうとはな」

海「あいつ、かなり体を絞って筋量が増してたな

  まさか、あんな球を投げるって思わなかったよ」


海「晴輝は全部三振だもんな」

晴輝「海だって、2三振じゃねーかよ」


樹「俺様は三振1回だけだぜ!」

晴輝・海「補欠のお前は情けの代打、1回だけじゃねーか!」


葵「なあ、晴輝、海

  今日の東は全員レギュラーだよな?」

海「そうだけど?」

樹には聞かないんだ?


葵「いや、鬼厳が今日の東は本当の姿じゃないって

  言ってたからさ」

晴輝「なんだろ、分かんね」


葵「秘密兵器が居るとか?」

海「いや、そんな奴いないぞ」


葵「あいつ、オレを攪乱かくらんさせるつもりで・・・」

晴輝「鬼厳はお前を異常にライバル視してたからな」


葵「まあ、どーでもいいや

  あいつのお陰でオレもプレイヤーって

  目が覚めたしな」


すると目の前を横切る見覚えのある男の集団である!

葵【あれは!ツムちゃんのファンクラブ!】


「なんだよ~男子禁制だってよ!」

「紬様の体操をされる雄姿ゆうしが見れると思ったのに」


葵の耳がピックン~!

葵「茜、ツムちゃん今日何かあんの?」

茜「あ~隣の市営体育館で何校かの女子と

  一緒に合同練習やってるよ」


葵が無言で市営体育館に向かおうとした時

涼音ちゃんが葵の首根っこを捕まえ

「男子禁制って聞いただろ、逮捕されるぞ」

「しょぼんちゅ」


「めしいこーぜ」

「いこいこ」


涼音「茜は?」

茜「この後、紬と行くからいいや」

涼音「じゃあ!あとで」


とファミレスに向かった一行やで~


その夕方、紬の部屋で茜、涼音が女子会やで~

涼音「ねえツム、今日は何をしに来たの?」

紬「あ~合同練習の前に、怜ちゃんから応援に

  来てって頼まれたんだ

  私、葵の勝利の女神なんだって」


涼音【確かに、ツムがいた1回は3対0で押してたけど

   帰った後はボロボロ・・・】


紬「でも、もうしばらく応援には行けねーよ」

茜「なんで?」


紬「中間テストが終わったら、県総体だからね」

茜・涼音【中間テスト!やべぇ】


茜・涼音「帰る!」

紬「なんでだよ」


茜・涼音「勉強だよ」


その夜、机に向かう涼音は集中できず

「勝利の女神か~

 確かに、ツムが居た時、葵は試合に集中して

 策がすべて的中してた・・・」 ←いやいや偶然ですけどね~


「私じゃダメなのかな」


そして、中間テスト期間に入り、部活動はひと休みになるで~


女子野球部の勉強会は塾のある生徒以外は強制参加になり、

特に、赤点候補は涼音、美玖、結衣。そして、葵なのだ


そこで、その週末

涼音の部屋で美玖、結衣が一緒に勉強することになり、

葵は強制参加で勉強中~

晴輝と海は塾で来れず。残念!


葵は紬や茜と一緒に涼音の家に来たことがあり、

野球チームの父兄会で親同士も面識があった為、

警戒されずに涼音の部屋に入れるで~


葵「スズの部屋は久しぶりだな

  なんか、めちゃくちゃ女子の部屋じゃん

  キャラと合ってねーぞ」

涼音「なんか言ったか?あ・お・い・君」

葵「いえ!何も言っておりません!」

涼音「よろしい」


美玖・結衣「ほんと二人は仲がいいよね~

      私たち居ない方がいいかな~」

涼音「何言ってんだよ、勉強するよ」


するとなぜか、一番ふざけそうな葵が

一番真面目に勉強してるじゃあ~りませんか!?

それに、涼音も集中して勉強している姿に


美玖、結衣が思わず

「葵とスズが真剣に勉強してる!」

「勉強しちゃダメなのかよ!」

「だって、ねえ」


葵が珍しく照れながら言うで~

「オレは一応、監督だから

 監督が赤点で部活動禁止なんてシャレにならんでしょ

 練習試合で気付いたけど、

 負けたにしても、みんな成長してたじゃん

 監督って面白おもしれえなって」


「それに、晴輝や海は野球も勉強も頑張って

 東に受かってレギュラー取ったじゃん

 悔しいけど鬼厳は努力してオレを超えやがった」


「あいつらが頑張ってる間、オレは何してたんだろ・・・」


「葵」


「怜ちゃんや津旅監督が言う、文武両道・人間力が大事ってこと

 分かった気がするんだよな

 オレ、本気で監督やる。監督に相応ふさわしい人間になる

 そして、今度はオレがあいつらに挑戦する」


「葵、変わったね」

「わたしたちは、ついて行くよ」


涼音「じゃあ、勉強がんばりますか~

   っと、その前に飲み物持ってくるね」


っと、涼音が勢いよく立ち上がった時、ミニスカートから!

葵「♡子熊ちゃん♡アヘ♡」


ぱこーん!

「そこは真似しなくていんだよ!」


アヘ


~つづく~

中間テストの後、涼音ちゃんが動くで~

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