ヨウ素液ごはん沸騰石を添えて

藍空スピカ@FNW&NEON

化学オタクと狂人

私は鈴木理香スズキリカ。小学五年生だ。

今は理科の授業中!友達の瀬尾花鈴セオカリンたちと一緒に実験をしています。


あっ!先生が何か話してる!


「まぁこんな感じでして〜。えっと、え〜。まぁ、とりあえず、デンプンが含まれているかをですね、ヨウ素液を使いましてね、調べようっていう感じです。」


やっぱり話し方が下手だな…。この教師。


「まぁ!実験始めましょうか!」


おっ!ついに実験始まった!


「理香ちゃん!どうなるのかな??この実験!」


「どうだろうね…。クックック!デンプンが入っているかをこのヨウ素液で確かめるのか…。これは普段は見えていないデンプンという興味深い成分の存在を証明するもの。そしてこのヨウ素液という薬品…。デンプンが入っているものをこい青むらさき色に変色させるのだ!あぁ!実に興味深い!」


「理香ちゃん…。ちょっと喋りすぎ……。(さすが化学オタク)」


「おっと!ついつい喋っちゃった!じゃぁ、実験を始めよう!」


え〜っと、今回調べるのは、、


・米粒

・トウモロコシ

・枯葉

などなど…。


ん?多分枯葉いらないな。



「え〜っとまず、何調べる?」


「どうしよう?花鈴だったらどれから調べる?」


「絶対枯葉一択っしょ!」


「了解!枯葉ね!」



これにより、ウチの班は枯葉から調べることになった。


そして、、






念願の、、、







「ヨウ素液ゲット!いや〜!神々しいですな〜!あ〜これがデンプンが含まれるものをこい青むらさき色に変色させるのか…。一体正体は何なのだろうか?いや、、そもそもデンプンとは?デンプンの概念とは?それを変色させるヨウ素液とは???あ〜実に興味深い!!!」



「…理香。喋りすぎ。」


「あ、ごめん。」


「まぁ別にいいけど、、、というよりさ、」


「ん?」


「ヨウ素液見てて思ったんだけどさ、」



















「醤油みたいで美味しそうじゃない?」



「…………へ?」


「だからさ、醤油みたいでおいしそうじゃん?ほら!寿司屋とかでぺろぺろしてる人いるじゃん!醤油?」


「それ、迷惑客だよ。あとさ、、、」


「あんたヨウ素液というすばらすぃ〜薬品をどうしてあんな食品と一緒にするかな〜!というか食品じゃ無いし!調味料だし!それにヨウ素液に対して美味しそうって感想抱くのも結構おかしいよ???はい?分かりました???ヨウ素液は、寿司屋の迷惑客がペロペロしてる例のソイソースとは違ってね!なめたら SO・KU・SHI!!! 即死だよ!(強調して言っています)まぁ簡単にいうと、そういう危なっかしい思想を抱くなってこと!」



「…は〜い」


じゃぁ、ヨウ素液かけますか。


と、その前に



「《理香の実験教室!》いえ〜い!じゃぁ、解説します!ヨウ素液はそのまま使用すると濃すぎて反応が分かりにくくなるため、薄めて使用しましょう!薄すぎても濃すぎても十分な効果が発揮されません!みんな、わかった?じゃぁ今回の実験教室はここまで!では、サラバ!」


「うん。わかった。じゃぁかけとくね」


[花鈴はヨウ素液を枯葉にかけた。]

[枯葉にヨウ素液は効果が無いようだ]

[枯葉は変化しなかった]


「なぁぁぁんだ!枯葉変化しないじゃん!ヨウ素液もったいな!」


「まぁ、そういうのが実験ってもんでしょ?理香。」


「まぁそっか。」


「じゃぁ次は何にかける?花鈴。」


「じゃぁさ、、、、」



「「「米粒にしようよ!」」」








↓To Be Continued↓

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る