エピローグ




鬼の世界は

近くて


鬼の世界は

寂しくて


鬼の世界は

優しい




人の世界は

温かくて


人の世界は

明るくて


人の世界は

冷たい





だけど……

未来が広がり



そこには……

光が降り注ぐ






桜、舞い散る季節





その鬼は桜の木に座り、

四季を渡り、人々の心に

寄り添い続ける。




最愛の人に支えられながら。







今宵も桜が舞い踊る。




幻想的な

世界を映しだしながら……。





誰かの心を

支えるように……。








第一幕『出逢い』 完





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る