小犬の死

 翌朝、まだうす暗い朝の5時過ぎに、美空はなぜだか眠りからゆっくりと目覚めかけていた。


(……なんか、ヘン?)


 目を閉じたまま寝返りをうったときに、美空は違和感の正体に気がついた。腕の中に、冷たくかたい物がある。


「えっ!?」


 美空はとび起きた。なぜか固まっている小犬を抱きしめたまま台所に走る。まだ母親が起きる時間より早いので、台所には誰もいない。小犬をそっと食卓のイスに置く。やっぱり小犬は動かないままだ。


 美空は急いでコップを出して牛乳を注ぎ入れると、小犬の口元に持っていく。


「のんで! のんでいいよ!」


 小犬はピクリともしない。


「わ、わたしがごはん食べるの見はってたから、なんにも食べられなかったんだ。わたしのせいで、しんじゃったんだ。……ママ―! パパー! アポロしんじゃったー! ママきてー! パパもきてよー! ママ―!」


 わんわん泣き叫ぶ美空の声に、まだ眠っていた両親はあわてて台所に駆けつけた。


「どうしたの?」

「なにがあった?」


「アポロがっ、しんじゃった」


 美空の「機械きかいが死んだ」というありえない発言に両親は面食らった。


「えぇ?」

「AI犬は死なないよ」


「でっでも、つめたいし、動かない」


 父親がスマホを取りに行って戻ってきた。

 AI犬がどこにいるのか、正常に動いているのかが、アプリでわかるようになっている。

 父親はアプリでAI犬の状態を確認する。


「うん。壊れてない。電池が切れているだけだ。美空、充電すれば大丈夫だよ」


「ほっほんと?」


「うん。充電できてなかったんだよ。さっそく問題が起こるなんてね」


「じゅうでん? そんな、スマホみたいなじゅうでんき、ないのに」


「AI犬は寝床が充電器になっていて、寝ている間に自動的に充電されるんだよ」


「あっ。アポロとベッドでいっしょにねた」


「あぁ。それなら、昨日は日曜日で昼間も充電しなかったし、それで充電が切れたのかな」


「じゅうでんしたら、また動く?」


「もちろん。平日は、美空が学校に行ってる間に充電するから、夜いっしょに寝ても大丈夫だよ」


「もう、パパ! ……美空、夜に小犬と一緒に寝たいのなら、


 それでも不安そうな美空に、父親は、母親の言葉を真似してこう言った。


「美空、


 ようやく美空は泣きやんだ。


「……アポロ、ねどこにねかしてくる」


 美空が大事そうに小犬をかかえて部屋に戻る姿を、美空の両親は複雑な顔で見送った。


「美空の中ではAI犬も生きているのねぇ」

「でも、なんでも充電すれば生き返ると勘違いしないかな」


   ※


「変な話ですが、小学生の私は、動かなくなったAI犬を間近で見たことで、『AI犬は生きている』ことを実感したのです」


「えぇ? 意味不明。いくら見た目が本物だからって、生きてるとは思えなくない?」

「うん。機械は機械でしかないよね」


 わたしたちと同じく、納得できない声がいくつも上がっている。


「生きてるわけないじゃん」

「ロボットなのにヘンなの〜」


 その声はミソラにも聞こえているはずなのに、さっきまでとは違って、ミソラは声にかまわず話を続けた。


「……AI犬モニターのお仕事は、AI犬と一緒に暮らすことと、週に1回カウンセリングに行くことでした。技術者の方は白衣を着ていたので、私は勝手に動物病院の先生だと思っていました。小犬を預けている間、私は先生から、困ったことはないか、最近の小犬はどんな様子なのか、一緒にどんなことをしたのかを聞かれます。私を担当してくれた先生は、ゆっくり話すおじいちゃん先生でした」


   ※


 父親のAI犬アプリには充電切れだと表示されていた。しかし美空の両親は念のためにと、すぐに企業側に事情を伝えた。企業側からも時間をおかずに「詳しい話が聞きたい」と返ってきた。


 それで美空は、本来の一週間がつのを待たずに、モニター開始三日目にして、早くもAI犬を連れてカウンセリングに行くこととなった。

 

 美空は学校にいる間も、「小犬をすぐに動けなくさせたから、ゼッタイおこられるんだ!」と戦々恐々せんせんきょうきょうとしていた。

 

 小学校から帰宅してすぐに小犬を連れて母親と車で向かった先は、小さな病院みたいな建物だった。美空は受付でAI犬を預けると、母親と待合室で待機する。


「立派なソファねぇ」

「ママ見て、キレイなお花もテーブルもあるよ」


 ホテルのロビーを思わせる待合室に、母親と美空が驚いていると、美空の名前が呼ばれた。

 カウンセリング室には美空一人で入らなくてはならないと言われ、ソファから立ち上がったまま動けないでいると、「美空、いってらっしゃい」と母親にやんわり送り出された。


「し、失礼します」


 細い廊下の先、おっかなびっくり入った小さな部屋には、PCを前に、おだやかそうな高齢の男性が座っていた。配置も雰囲気も病院の診察室と似ている。


 違うのは、部屋のまんなかに、病院の診察室でよく見る、座ってくるくる回転できる小さな円形イスではなくて、大きな卵型の不思議なナニカがあることだ。


「こんにちはぁ。その卵に座れるかな?」


「えっ。これ、すわっていいの?」


「いいよ。美空ちゃんて呼んでいい?」


「いいよ!」


 一目で大きな卵から目が離せなくなっていた美空は、卵をぐるりとまわりこんだ。大きな卵は先生側がポッカリと空いていて、中に座れるようになっている。美空はいそいそと卵の中にお尻を入れた。


 卵型イスの中には、ざぶどんやクッションも置かれていて、座り心地も快適だった。いつもの円形イスみたいにくるくる動いたので、美空は卵の中に座ったまま足で蹴ってくるくる回った。楽しい。


 美空がひとしきり遊び終わったところで、高齢の男性は静かに言った。


「はじめましてだから、どうして犬を飼いたかったのかから聞いてもいいかな?」


 いきなり怒られることもなく、ちゃんと美空の話を聞いてくれそうな雰囲気だ。それでも美空は靴を脱ぐと、卵型イスの中で横向きの三角座りになった。卵の中にスッポリ入り、きゅっとクッションを抱えて体を小さくすると、少しずつ思い出しながら話していった。


 高齢の男性は、美空の話に「うんうん」「へぇ」「そうだねぇ」と相槌あいづちを打ち、たまに「あぁ今のところ、もう少し詳しく教えてほしいなぁ」と言う。話しやすかったこともあり、気づけば美空はかくさず全部を話していた。


 近所の小犬がすごく好きで、かまいすぎて時間を忘れて何度も怒られたから自分の犬が欲しくなったこと。両親が、課題をクリアしたら犬を飼えると言うから、増え続ける課題を頑張ってクリアしたこと。でも両親は本物の犬じゃなくてAI犬を連れてきたから怒ったこと。AI犬がなにを食べるのか確かめたくて1日中小犬を見ていたこと。一緒に寝るのが夢だったから一緒に寝たら、小犬が動かなくなったこと。


「そっかぁ。いきなり動かなくなったら、びっくりしたねぇ」

「うん。びっくりしたし、すごくこわかった」


「どうして怖かったの? 叱られるって思った?」

「ううん。……わたしのせいでしんじゃったと思ったから」


「あぁ。それは怖かったねぇ」

「うん……元気になって良かった。もう、お昼ねさせるのわすれない!」


「ありがとう美空ちゃん。美空ちゃんがあの子を大事にしてくれてるのが良くわかったよ。そんな美空ちゃんには秘密を教えてあげようねぇ」

「ヒミツ? なになに?」


 すっかりうちとけた美空は、卵型イスから身を乗り出す。


「あの子たちは普通の犬よりもずーっと長生きで、たくさんのあるじと暮らすんだよ」

「ふぅん?」


 幼い美空にはよくわからない。もっと面白いヒミツだと思ったから、少しガッカリさえした。


「でもねぇ、美空ちゃんのことは忘れないんだよ」

「わたしもわすれないもん!」


「うん。変わらず大事にしてあげてねぇ。モニターに選ばれたってことは、あの子たちの親になれたってことだから」

「親って、わたしがアポロのママってこと? うんでないのに?」


「美空ちゃんは小犬を飼いたくて頑張ったからモニターに選ばれた。立派なお母さんだよ」

「わたしが、お母さん」


「そうだよ。美空ちゃん、これからもモニターとしてアポロと仲良く暮らしてくれる?」


 カウンセリングで問題があるとされたら、モニターの仕事は即終了する。企業の社員である高齢の男性は、美空の話を聞いて、美空は良いモニターだと判断したので、モニターを続けるかどうか美空に確認したのだ。


 そんなこととは知らない美空は「もちろん」と答えた。美空には「立派なお母さん」の部分だけがクッキリと心に残っていた。


   ※


「叱られると思っていたら話を聞いてくれたので、私はそれはもう気持ち良く語りました。だって可愛い小犬のことを誰かに話したくて仕方なかったんです。話したら『モニターは小犬のお母さんだよ』と言われて、よくわからないながらも責任のある立場なんだと思いました。高学年が低学年に優しくするみたいに、『わたしが小犬を守らなければ』と初めて意識したのです」


「『小さい子には優しく』っていうか、赤ちゃんとかにキュンとくる母性本能みたいなのかな」

「『お世話してあげたい』気持ちっぽいよね」


「小学生の私は知りませんでしたが、カウンセリングで話した内容から、AI犬の機能が足されていくのです。モニターの希望に合わせて、モニターそれぞれの小犬として進化させていく、と言えばわかりやすいでしょうか。AI犬のモニターをしていることは、家族以外には話さないでほしいと言われました。自由に話せる場所は、家とカウンセリング室だけだったんです。AI犬について両親に聞いてわからないことも、カウンセリング室で質問すれば答えてもらえます。先生は、AI犬と関係のない宿題についても、映画の感想を話しても、丁寧に聞いてこたえてくれました。だから私は、先生に、AI犬とは関係ないこともたくさん話すようになりました。私にとって、じっくり話を聞いてもらえるカウンセリング室に行くのは、楽しいことでした。毎回『小犬としたいことはある?』と聞かれるので、私は毎回『おさんぽに行きたい!』と、答えましたが、お散歩だけは叶えてもらえませんでした」


「散歩は技術的に難しかったとか? それに小三に散歩させるのは危なかったからじゃない?」

「毎日散歩させなくていいのがAI犬の良い部分な気もするけど」


「散歩に行きたくて待ちきれなかった小学生の私は、『さんぽに行けないのは、この小犬が歩くのがニガテだからだ。それならわたしがだっこしてさんぽすればいいんじゃない?』と思ったのです」


「おぉっと。ナナメ上ミソラちゃん、再び」

「ミソラちゃん、またやらかしそう」


   ※


「アポロとおさんぽに行きたい!」

「ダメだよ。AI犬のモニターをしていることは、おおっぴらにはできないんだから」

「そうよ、美空。お外なら、ベランダか裏庭で遊べばいいじゃない」


(それじゃ、だれにも見せられないんだもん! おさんぽに行けたらみんなに『かわいい』って言ってもらえるのに)


 『話してはいけない』と散々言われていたので、美空も約束を守ってAI犬のことは仲の良い友達にも話さないでいた。でも、『わたしから話すんじゃなくて、だれかに聞かれて話すのはセーフだよね』とも思っていた。


(あーあ。こんなにかわいいアポロのことをヒミツにしなきゃいけないなんてつまんない! でも、アポロはたいらなところをゆっくりしか歩けないもんね。あ、そうだ。わたしがだっこして行けばいいんだ!)


 良いことを思いついたと思った美空は、さっそく小犬を胸に抱くと、母親に見つかって止められないように、そっと庭から外に抜け出た。


(いつもの公園に行けばだれかいるよね) 


 美空が公園に向かう途中、クラスメイトだけどあまり話したことのないオシャレ系女子に会った。


「美空ちゃんだァ、なに持ってるの? え、かわいー。犬かってたんだァ」

「えへへ。かわいいでしょ。みんなにはナイショだよ」


「ちょっとさわっていい?」

「いいよ」


 ふわふわァ、とひとしきりなでると、オシャレ系クラスメイトは思い出したように「あ、ナイショなら早く帰ったほうがいいんじゃなァい?」と言った。


 オシャレ系クラスメイトから『可愛い』と言ってもらえて満足した美空は、それもそうだと、まっすぐ家に帰った。


 次の日から、今まであまり話したことのないクラスメイトたちから、やたらと声をかけられるようになった。


「ねぇ、美空ちゃんちに遊びに行ってもいい?」

「あたしも行きたーい」


「えっと、家で遊べるかはママに聞いてみないとわからない」


「じゃあ今日帰ったら聞いてみてよ。で、明日おしえて」


「う、うん」

(なんでいきなり?)


 不思議に思う美空に、普段から仲良くしているクラスメイトが小声で聞いた。

「美空ちゃん、あの子たちと友達だった?」

「ううん」


 美空がいつも遊ぶのは、園に通うときから家にお邪魔させてもらうことの多かったこの子と、クラスが離れてしまったけれど公園でよく遊ぶ子たちだ。だから家に友達を呼んだことはなかった。


(わたしの家で遊べるなら小犬を見てもらえる!)


 家に帰った美空は、母親が帰宅するのをいまかいまかと待ち続け、母親が玄関に入るやいなや「家で遊んでいい?」とたずねた。


「あー仕事が休みの日ならお友達をよんでもいいけど。お友達が来ている間は、小犬をしまっておくのよ」


「えっ。なんで?」


「AI犬のモニターはうちに住んでる美空なの。他の人とはできる限り関わらないようにしないといけないからよ」


(そんなぁ。家に来るなら見てもらえるって思ったのに。家でもダメなんだ)


   ※


「小犬を見せられないことにはガッカリしながらも、新しい友達と家で遊べるのは楽しみだったので、遊びに来ても大丈夫な日を伝えました。あまり話したことのなかったクラスメイトたちはすぐに遊びに来てくれましたが、どうしてかみんな、あっと言う間に帰ってしまいます。準備できてなかったのかな。私と遊ぶのは楽しくなかったのかなぁと悲しい気持ちになりました」


「ねぇ。これさ、嫌な予感しかしないんだけど」

はげしく同意」


「そうして、しばらくすると、私が犬を飼ってもいないのに飼っていると嘘をついたと言われ始めたんです」


「あー、やっぱり。これってさ、散歩で会った時の子が話しちゃってた系だよね」

「たぶんさ、『ヒミツだけど』とか言って話しちゃったんだろうね」


 今のわたしたちはわかってるけど、ヒミツは話した時点でヒミツじゃなくなる。本当にかくしたいのなら誰にも話さないのが一番いい。


 ちゃんとヒミツを守れる信頼できる友達になら話しても良さそうなものなんだけど、それだってなかなか難しい。ヒミツをバラすつもりがなくても、うっかりすることはあるし、別の子に「ヒミツだけど」って話しちゃうこともあるからだ。


「まぁ聞いた子が話してなくても、本人からバレたかもしれないよね」

「あー、それもありそう。ミソラちゃん、ウソ下手そうだし」

 

   ※


「ウソじゃないもんっ」


「えぇ〜。だって犬の匂いしなかったし」

「リードとかお皿もなかったし」

「そもそも、犬いなかったじゃない」


「そ、それは。かくしてたから」


「なんでかくすの?」

「ヒミツなのはなんで?」

「本当は犬いないんでしょ」


「いるよ! アポロはちゃんといるから!」


「じゃあ見せてよ。見せられないならウソつきってことだよ」


   ※


「困ってしまった私は、両親に内緒で、コッソリ小犬を見せようと決めました。バレなければわからないだろうと、両親が小犬をしまっていた場所から、見つからないように小犬を連れ出したのです」


「あぁもう。続きを聞くのがこわいんだけど」

「何事もありませんように」


   ※


「なんだ。ちゃんといるんじゃん」

「かわい〜」

「ふわっふわ」


 事前に「こわがりの犬だから、わたしがだっこしたままで、しずかにさわってね」と美空が伝えたからか、何事もなくクラスメイトに見てもらえていた。


「でもほんと匂いがしないね。なにで洗ってるの? 爪もきれいだし。ケアしたばかりとか? 毎月トリマーに連れて行ってるんだろうけどほんとキレイでいいなぁ。どこに行ってるのか教えてよ」


「えっと。名前はわからないけど、毎週行ってるよ」


(トリマーって、私が話してるとこカウンセリング室のことだよね?)


「毎週? それってなんかの病気で?」

「え、病気?」

「やだぁ」


 とんっと軽い力ながら押された美空は驚いて、抱っこしていた小犬から手が離れてしまった。

 本物の小犬ならうまく着地できたかもしれない。着地に失敗して落ちた痛さに悲鳴をあげたかもしれない。


 AI犬はそのまま落ちて、悲鳴ではなく、食器が入っている箱を落としてしまったときのようなくぐもったかたい音を立てた。そうして、最初の夜に美空が見たのと同じように、倒れたまま足だけを動かし続けた。


「えっ?」

「なに、コレ?」 

「この小犬、オモチャ?」


「オモチャじゃないよ! アポロは大事なわたしの小犬だもん!」


 その間もAI犬の足は止まらず動き続けている。


「えぇ〜?」

「どう見てもオモチャでしょ」

「なぁんだ。生きてないから匂いもしないんだ」


「ちがう! アポロは小犬だよ!」


「はいはい」

「作り物のね」

「だからヒミツだったんだァ。わたしたちをだましてたんだァ」


「!!」


   ※


「違うと言いたかったのですが、なにも言えませんでした。結果的に、私がしたことは、本物の小犬だと思わせて、実は機械だったと知らせただけでした。私にはだますつもりはなかったけれど、私が両親からされたことと同じことを、クラスメイトにしてしまったのです。だから、『だますつもりなんてなかった』と思いながらも、クラスメイトが『だまされた』と感じる気持ちもよくわかったんです」


「あぁー。でもこれってさ、AI犬モニターのことを話さないっていう約束を守った結果でしょ? 最初からAI犬だって話せてたら、こうはならなかったんじゃないの?」

「モニターの間は外に持ち出したり、他人に見せてもダメっぽかったから、勝手に連れ出して、クラスメイトに見せたミソラちゃんの自業自得でしょ」


「でも、私にとって、機械の小犬でも、大事な、私だけの小犬だったんです。だましたつもりはなかったので、だましたと言われたことよりも、大事な小犬をオモチャだと、作り物だと言われたことが悲しかったし、なんだかくやしくて。学校に行けば、きっと今まで以上に私のことをウソつきだと言われる。それは仕方ないけど、小犬のことをオモチャだとバカにされるのかと思ったら、次の日から、学校に行けなくなりました」

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