AI(Artificial Intelligence)とNI(Natural Intelligence)V.1.1

@MasatoHiraguri

第1話 2者対立とその解消


  1945年というドイツ人(ゲルマン民族)にとって節目の年、ヒットラーはこう述べたそうです。

  「まもなく、東と西がぶつかり合う日が必ずやってくる。その時、その結果を左右するような決定的な役割を演ずるのは我々ドイツ人の”ラスト・バタリオン”である」と。

(落合信彦「20世紀最後の真実」1980年刊)


  「20世紀最後の真実」が上梓された時点(1980年)における世界状況から、落合信彦氏は「東と西」を当時のソ連とアメリカと考えたのですが、その後の世界情勢の変化(1991年のソ連崩壊)によって「AとBという勢力が対立する世界」という構図はなくなり、米国の一極支配となった。

しかし、(定立)とその反対意見(反定立)との対立と矛盾の働きが、より高次な発展段階(総合)の認識をもたらす、という弁証法的考え方から、

○ AとBという対立の末に、Cという解決策が生み出される

○ AとBの対立に対して、Cという絶対的な解決(者)が現れる

という観点で、2025年時点に於ける「二者対立」を考えてみると、

資本主義と共産主義、米露・米中の拮抗(勢力・力がほぼ等しく、相対抗して優劣のないこと)、ロシアとイスラエルの対立、更にはワクチン推進派と反ワクチン勢力の争いといった事象が見えてくる。


そして、ここで取り上げようとしているAI(Artificial Intelligence)とNI(Natural Intelligence)という対立もまた、これから先の世界を二分するような人類の課題(進路)と考えることができるだろう(NIとは私が勝手に考えた言葉です)。

国家としてAIを強力に推進し、その力によって中国のみならず世界を中国化しよう(変えていこう)とする中国(共産党指導部)と、○○○国という、NI(人間本来の理性・知性・感性を基本にした生き方)を推し進めようとする人・国家。

現時点で明確に「NIを推進する○○○国」とは存在しませんが、以下の記事「子どもの読解力低下によりスウェーデンで教育分野でのデジタル化を紙の本と手書き学習に回帰する計画が進行中」の如く、その萌芽を見ることはできます。

AIの何たるかもまだわからない内から、これに14億の国民総出で邁進する国もあれば、「そんな簡単に人間性を捨ててしまっていいの?」という国や人々もいる。


「小中学校でAI授業を積極的に導入しようとする中国(北京)」と、

「小学校教育のデジタル化が、逆に子どもの読解力の低下につながっている」という2つの記事です。


第2話 AI王国中国とAI懐疑派(NI推進派?)スウェーデン


<引用始め>

○ 1学年あたり最低8時間のAI授業を小中学校で実施するプログラムが中国北京でスタート 2025年03月10日

https://gigazine.net/news/20250310-beijing-roll-out-ai-courses-for-kids/


  2025年3月7日、中国の北京市教育委員会が「北京市の小中学校における人工知能(AI)教育推進作業計画」を発表しました。2025年9月1日に始まる新学期から、北京の小中学校では1学年あたり少なくとも8時間のAI関連授業が行われることとなります。


北京市教育委员会关于印发北京市推进中小学人工智能教育工作方案(2025—2027年)的通知

https://jw.beijing.gov.cn/xxgk/2024zcwj/2024qtwj/202503/t20250307_4028227.html



Beijing to Roll Out AI Courses for Kids to Build on DeepSeek Boom - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-03-09/beijing-to-roll-out-ai-courses-for-kids-to-build-on-deepseek-boom


中国は長らくAI業界のリーダーになることを望んできました。2025年1月には中国を拠点とするAIスタートアップのDeepSeekが、AI業界を牽引するOpenAIの最新推論モデルである「o1」と比較してわずか3%のコスト効率というオープンソースの推論モデル「DeepSeek R1」を発表しました。これにより、AI業界における中国の存在感がこれまでにないほど高まっています。


DeepSeekはどのようにしてOpenAIの3%のコストでo1を超えたのか? - GIGAZINE



そんな中、2025年3月7日に北京市教育委員会が「北京市の小中学校におけるAI教育推進作業計画」を発表しました。「北京市の小中学校におけるAI教育推進作業計画」は、大規模なAIモデルの広範な応用と新世代のインテリジェント端末および製造設備の開発を支援するという全国人民代表大会での政府の公約に従うものです。


「北京市の小中学校におけるAI教育推進作業計画」では、大まかに以下の7点が実施されます。


◆1:多段階のAI教育カリキュラムシステムの構築

・ 市町村レベルで共通の基礎コースを開発する。

・学区および学校独自のカリキュラムを探求、拡大する。

・先進的なイノベーションコースを多数設置する。


◆2:標準化されたAI教育・指導システムの構築

・教室での授業の組織と実施を調整する。

・科学的かつ標準化された教育パラダイムを探求する。

・AI教育の範囲を拡大する。


◆3:ユビキタスAI教育支援システムの構築

・市町村レベルの基礎支援プラットフォームを構築する。

・スマート教育のための支援環境を最適化する。

・AIアプリケーションへのアクセスを規制する。


◆4:マルチチャネルAI教育教師システムの構築

・AI教師のチームを設立する。

・AIの教育と研究を強化する。

・専門的中核教員を育成・選抜する。


◆5:三次元AI教育応用システムの構築

・教育統合訓練システムを強化する。

・生徒が身体的にも精神的にも健全に成長できるように支援する。

・優れた革新的人材育成システムを強化する。


◆6:多次元AI教育推進システムの構築

・いくつかの実証地域と実証学校を創設する。

・各種交流活動を企画、実施する。

・AI教育環境を構築する。


◆7:AI教育の実施を強化

・システムサポートを強化する。

・フォローアップ指導を強化する。

・開放性と協調性を強化する。

・セキュリティと制御性を強化する。



このプログラムは2025年9月1日から始まる新学期以降、小中学校に対して「1学年あたり最低8時間のAIに関する授業」の実施を義務付けます。学校側はAI授業を独立した授業として実施してもOKですが、情報技術や科学といった既存の授業の一環としてカリキュラムに含めることもできます。


中国政府の教育部部長を務める懐進鵬氏は、全国人民代表大会の中で「AIが主導する技術革新は教育に大きなチャンスをもたらすものである」と発言しており、2025年内にAI教育に関する白書を発表予定であると語りました。


なお、日本でも「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議」が設置され、生成AIの利活用に関するガイドラインが策定されています。


<引用終わり>


<引用始め>

○ 子どもの読解力低下によりスウェーデンで教育分野でのデジタル化を紙の本と手書き学習に回帰する計画が進行中 2025年04月02日


  デジタル書籍やタブレットを用いた学習は世界的に普及しており、北欧のスウェーデンは保育園でのタブレット導入をはじめとした、教育分野でのデジタル化が進む国のひとつです。しかし、このデジタル化が子どもたちの読解力低下を招いている可能性が指摘されており、印刷された紙の本と手書きでの学習に立ち戻る計画が進みつつあります。


Sweden brings more books and handwriting practice back to its tech-heavy schools | AP News

https://apnews.com/article/sweden-digital-education-backlash-reading-writing-1dd964c628f76361c43dbf3964f7dbf4



スウェーデンの学生の読解力はヨーロッパの平均を上回っていますが、小学4年生の読解力に関する国際的な評価である国際読解力調査(PIRLS)では、2016年から2021年の間に平均スコアが低下していることが明らかになっています。


2016年のPIRLSでは、スウェーデンの小学4年生の平均スコアは555点でしたが、2021年の平均スコアは544点と11点も低下しました。ただし、スウェーデンのPIRLSの平均スコアは2021年時点でも全世界で7番目に高いです。なお、2021年のPIRLSではシンガポールがトップに君臨しており、平均スコアは2016年の576点から、2021年には587点にアップしています。


スウェーデンのPIRLSの平均スコアが2016年から2021年にかけて低下した理由としては、「新型コロナウイルスのパンデミック」や「スウェーデン語を母国語としていない移民生徒の増加」などが挙げられています。しかし、一部では「教育分野でのデジタル化」が読解力低下の主要な原因になっているのではと指摘されています。


2023年8月、スウェーデンのロッタ・エドホルム教育大臣は、保育園でのデジタル機器の使用を義務付ける国立教育庁の決定を撤回するという声明を発表しており、「スウェーデンの学生にはもっと教科書が必要です。物理的な本は、学生の学習にとって重要です」と述べ、同国のデジタル推進が学生に悪影響を及ぼしていると語りました。他にも、国立教育庁が「6歳未満の児童のデジタル学習を完全に廃止することも計画しています」と、AP通信に語っています。


スウェーデンのカロリンスカ研究所も、「デジタルツールは生徒の学習を向上させるのではなく、むしろ妨げるという明確な科学的証拠があります」「正確さが検証されていない無料で入手できるデジタル情報源から知識を獲得するのではなく、印刷された教科書と教師の専門知識を通じて知識を獲得することに戻るべきだと私たちは考えています」と語りました。


ユネスコも「教育におけるテクノロジーの適切な使用に関する緊急要請」という報告書を発表しており、この中で「教育におけるテクノロジーは、教師主導の対面指導に取って代わるものではなく、すべての人に質の高い教育を提供するという共通の目標をサポートするような形で導入されるべき」と警告しています。


スウェーデンの首都ストックホルムにある小学校に通う9歳のリヴォン・パーマー君は、「学校では紙に書く方が好きだよ。その方が気分がいいからね」と語っています。パーマー君の教師であるカタリナ・ブラネリウス氏は、「私は算数の授業でタブレットを使い、アプリもいくつか使っていますが、文章を書く際にはタブレットを使いません」「10歳未満の生徒には、タブレットで書くことを教える前に、手書きの時間が必要です」と、デジタルとアナログを使い分けていることを明かしました。


スウェーデン政府は小学4年生の読解力低下を防ぐため、小学校に書籍購入用の予算として6億8500万クローナ(約100億円)を確保すると発表しています。


ただし、教育分野でのデジタル化を紙の本と手書きに戻す取り組みが、学生にとって最善のものであるとは限りません。オーストラリアのメルボルンにあるモナシュ大学のニール・セルウィン教授は、テクノロジーの影響を批判することは「保守派政治家の間では人気の手法だ」と指摘。さらに、「スウェーデン政府が、テクノロジーが学習を向上させるという証拠はないと言うのはもっともですが、それはテクノロジーが何に効果があるかという明確な証拠がないからです」とも語っています。


<引用終わり>


第3話 AIという麻薬

AIとはコンピュータ-と同じ道具ですから、それをどう使うかは個人の自由です。

しかし、私の見るところAIとは麻薬ではないか。一旦、これを使ってその利便性に浸ったらそれ無しには生きられなくなる、という。

冷蔵庫や洗濯機、エアコンがなくなっても、人間はなんとか生きていける。

しかし例えば、人間の思考能力に強い影響を与えるテレビがなくなったら、かなり多くの人が「何を・どう考えたらよいのか」わからなくなって精神的に不安定になるのではないか。現在のテレビ番組の多くが、何を問題とし、それをどう考えるか、そして個人として何をどうすべきかを、視聴者の代わりに考え・教えてくれていたのですから。

視聴者にとっては、テレビで取り上げられたニュースが問題とすべき事案であり、それら事案に対する(バラエティー番組・特集番組における)様々な専門家の意見や考えをそのまま自分の意見や考えとする。今やそういう習慣ができあがっているのです。


ところがAIの究極・行き着く先とは、他人の意見や考えを「自分で選択する」という人間としての領分までをも代わって行ってくれることにある。つまり、テレビなどよりもずっと強力で広範な意志決定能力をサポート・援護してくれる、まさにその人間の脳みその一部をなす強力な機能を発揮する、ということなのです。


第4話 「AI阿片戦争」

かつて、イギリスの持ち込んだ阿片によって、国民がボロボロにされ・国家をガタガタにされた中国は、阿片戦争(1840~1842年)の敗北により、「眠れる獅子」という尊称から「眠れる豚」と侮蔑された。

上海の英国人租界地(外国人がその居留地区の行政・警察を管理する組織およびその地域。1845年イギリスが上海に創設。一時は8カ国27カ所に及ぶ。第二次大戦中に消滅。)には、その入り口に「犬と中国人立ち入るべからず」という立て札があった。麻薬(阿片)で精神が廃人のようにボロボロになった中国人は、犬と見なされたのです。


その中国は、1972年の日中国交回復後の数十年間で、西側先進国の基礎・最先端技術を日本経由貪欲に取り込み、今や旭日昇天の勢い。

そして、今や「AIという阿片」によって、恨み連なる西洋諸国に殴り込みをかけようとしている(と、私平栗には見える)のです。

続く


第5話 参考文献


○ 人間とAIの「思考」に大きな違いがあることが研究で判明、AIは推論が苦手な可能性 GIGAZINE 2025年04月02日



近年のAIは研究が進み、人間と遜色ないほどの精度でリアルタイムの会話をすることが可能です。しかし、人間とAIの思考には大きな隔たりがあることを、アムステルダム大学などの研究チームが発見しました。


Evaluating the Robustness of Analogical Reasoning in GPT Models

(PDFファイル)https://openreview.net/pdf?id=t5cy5v9wph


Scientists discover major differences in how humans and AI 'think' — and the implications could be significant | Live Science

https://www.livescience.com/technology/artificial-intelligence/scientists-discover-major-differences-in-how-humans-and-ai-think-and-the-implications-could-be-significant



アムステルダム大学でニューロシンボリックAIを研究するマーサ・ルイス助教授らの研究チームはまず、OpenAIの大規模言語モデル・GPT-3に対して「提示された例を参照して、出されたお題に続く文字を特定する」という問題を提示しました。


実際の問題例が以下。

・「a b c d」が「a b c e」となるとき、「1 2 3 4」はどうなる?

・「a b c d」が「a b c e」となるとき、「i j k l」はどうなる?

・「a b b c d」が「a b c d」となるとき、「i j k k l」はどうなる?

<引用終わり>


<上記記事に関連するGIGAZINEの記事>


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<引用終わり>



第6話 AI・スマート社会に向かって驀進(ばくしん)する共産中国

<引用始め>

2025中関村フォーラム年次総会では「未来テクノロジー」が焦点に

    人民網日本語版 2025年04月01日16:32


「2025中関村フォーラム」年次総会が3月27日から31日にかけて開催された。年次総会は、ハードコアなテクノロジーのお披露目の場となったほか、スマートな先端分野が披露される重要な場ともなった。


今年の会場の各所では、100台以上のロボットが、コーヒーや茶を淹れて、会話したり、字や絵を書いたり、親切なサービスを提供したりと、大活躍。SF映画のようなシーンが現実となり、多くの人を魅了した。


ロボット産業は、人工知能(AI)や先端製造、及び新材料といった先端技術を駆使している。その研究開発や製造、応用は、一つの国のテクノロジーやイノベーション、先端製造業の実力を反映しており、新たな質の生産力発展のカギでもある。


中国のロボット産業は近年、爆発的成長を遂げ、技術的ブレイクスルー実現、応用シーンの拡大、世界における競争力の向上などが、顕著な特徴となっている。業界関係者の多くは、今年は人型ロボット商業化・量産元年になると見ている。北京銀河汎用機械人(ロボット)有限公司の創業者である王鶴最高技術責任者(CTO)は年次総会会期中、「手を携えて、今年を人型ロボットの生産力元年にし、人型ロボットが本当の意味で人間のアシスタントになるよう取り組もう」と強く呼び掛けた。


今回の年次総会では、ロボットが多くの人の視線を釘付けにしたほか、エンボディドAIや量子テクノロジー、メタバースといった未来産業の要素も至る所で存在感を示した。注目度の高いテクノロジーテーマにスポット当てた平行フォーラムが、5日間で60回開催された。重要テクノロジー成果の展示、展覧やテクノロジー・イノベーション人材のプロスペクティブな講演、重大テクノロジープロジェクトの調印を通して、未来テクノロジーの青写真がはっきりと描き出された。


年次総会で発表された「未来産業の新たな競争の場研究報告」に掲載されている「2025年未来産業の競争の場のトップ10」には、汎用AIや高度化された自動運転、民間宇宙飛行、人型ロボット、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」、細胞・遺伝子治療(CGT)などがランク入りしている。


中国電子情報産業発展研究院・未来産業研究センターの蒲松涛所長は、「どの競争の場も発展に一定の時間がかかる。現時点で、競争の場の多くは依然として産業化発展初期の段階にあり、5-10年、ひいてはそれ以上の時間をかけて発展を促進しなければならない可能性があるものの、未来はすでに到来している」と直言した。(編集KN)


<引用終わり>


続く


2025年04月04日(金)

V.1.1

平栗雅人



第7話 ラストバタリオンは誰なのか?

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