毎日80点て尊敬しちゃう

Iloha

第1話

ひそかに尊敬していることがある。


それはなにかを作って売る人。

毎日ね。


ご飯もそうだけど、朝パン食べる人って

多いでしょ。

お昼にサンドイッチの人も多い。

今日は絶対あそこのクリームパンだって

朝固く決心して仕事に行く人もいるに

違いない。


そんな人のために 

「よし、いつものパン出来た」

って毎日お店に並べるんだよな。


ケーキ屋さんも、お花屋さんも

「今日は彼女の誕生日なので」

「退職祝いに」

なんて事態に日々スタンバイ。


「今は苺がいいですよね、

このサイズのケーキはいかがですか」

「薔薇をメインになにをしましょうか。

ゴージャスに?頑張りますね」


なんてやりとりして、

自信作をどうぞってのが毎日でしょう。


それ素晴らしいよね。

毎日だよ。


「カッキーン!よし100点」の日。

「ちょっとイマイチだな」てな日も勿論

あるんだろうなって思う。


「あの店のアレ」

の期待にお応えするには「せめて80点」。

そんな気持ちで働いてるのかなって思う。

気持ち100パーに持ってくのは至難の技。


もう町中が「匠」だらけで、

なんかもう凄いなって思う。


私もそんな風になりたいなって思う。


だがしかし、昨日デスクで船漕いだ身。

「今日は休んでなさい」

そう夫に言われたばっかり。

公休日なんだよね。


うん、そうする。

好きなお店がお休みだとガッカリするけど、

そういうことねって理解したから

ぐうぐう寝ようと思います。

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