第22話 三人に

翠色と紅玉は歩き出す。

その背中を追いかけるのは一人の少年、鴇である。

「翠色さん、紅玉さん!」

鴇は息を切らしながら続ける。

「ボクも一緒に、旅に連れてってください!」

「鴇? お姉さんの方はいいのか? 病気なんだろう?」

「姉ちゃんにはもう理由を話してる。それに、この国にならボクは詳しいし、何か力になれると思います。お願いです、一緒に旅を! この恩を返させてください!」

「そうか……実はな、ちょうど行く先にも困ってたし、お前がいいなら……」

翠色の言葉に、鴇の顔が明るくなる。

「ありがとうございます!」

こうして、三人は新たな旅を始める。

一方、三人を隠れ見る怪しい男が一人居たのであった。

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