第5話

 F先輩との対談を経た日の夜。じゅくらの一件を持ち込んだTと通話を繋ぎ、最終考察を伝えることにした。以降、通話上でのやり取りを抜粋したものを記載。

 

「で、進展はあったん?」

「まあ一応。先輩と色々考察して、なんとなく概要は形付いたかなって感じやな。まあ全部が答え合わせも出来へん妄想やけど」

「はよ教えてくれ」

「……その前に一つ聞きたいんやけどさ」

「なに、どしたん」

「お前一個嘘ついてるよな」

「……え、なにが?」

「じゅくら……あの変な物体の名前な。あれ知ってる人から色々教えてもらったんやけど、500ミリリットルペットボトルくらいサイズあるらしいねん。ラブホの清掃員がそんなサイズのもん見落としたのに、なんでお前はそれを見つけれたんかなって」

「……いや、それはやな」

「相手の女が持ってたんちゃうか。鞄に付いてたりして、落ちてたって事にできへんから写真撮らずにイラストで送ってきたんやろ」

「……はい、その通りです」

「はぁ。なんでそんな嘘ついたんや」

「いやだって、寝た女の趣味バカにするのちょっと気が引けるやん」

「安心しろ。浮気してる時点でお前のモラルは地の底や」

「確かにな」

「あと最後にもう一個聞かせろ」

「はい」

「コンドーム付けたか?」

「いや、相手が「付けないで〜」って言うから……」

「よし今すぐ病院予約しろ」

 

 私は頭を抱えながら、Tに憐れみを向ける。

 彼に向けて淡々と、じゅくらに関する見解を述べた。

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じゅくら 軍艦 あびす @a_gunkan

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