ヘンゼル
自分を変えるために 希死念慮を越えるために
まず言う言葉を変える必要があった
認めてくれた誰かの言葉を無駄にしないために
あの手を離してしまった後悔をしないために
希死念慮は相変わらず 消えたい時もあって
その感情を押し止めるのは違う
ただ、「死にたい」という一言じゃ分からない
彼女が抱えているその事情については
だから僕は詩を紡ぐ 「痛い」と嗤われたって
着飾った言葉は似合わない そのままの言葉で
終わらせられない人生への唯一の対抗手段
誰が読もうと関係ない この言葉だけが僕で
迷子にならないためのパン屑 それがこの詩で
数年後読み返して「変わんねえな」って
そう笑えたなら上々 いかがお過ごしですか?
勝手にやってるなら結構 好きに生きてろ
未来に悲観するぐらいなら楽観してたい
今日が息苦しいなら明日は水面に出よう
いつも見送る側だからたまには行こうか
これは言葉遊び 今消えたい僕に対しての
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます