平穏に暮らしたい

日々流れてくる誰かの言い合い 自身の愚痴

そういうのから逃げ出したい 逃亡劇の始まり

その先でも井戸端戦争 人は争う生き物か

狭量な社会 同じ貉は今日も喰らい合う


今の君は正しいかもしれない 味方もいるだろう

けど気をつけな そいつらは明日には裏切る

君が矢面に立たされた時 どうせ奴らは傍観する

もしくは寄って集って君を喰らうだろう


「何かを好き」なだけじゃ繋がりは希薄だ

内心は誰も分からない 意外とそれに気付けない

「私は味方だよ」って言葉は信じるな

その影に内通者がいるかもしれない


「嘘だ」と思うならそれでいい 好きにやりなよ

だが痛い目を見てからじゃ失う物は多い

今日の友達も幸せも信頼も 風が吹けば消える

いつかの友人とも 数年経っても溝はそのまま


僕こそがそんな後悔のバケモノ 過去に縋って

惨めになるのは君だけだ

その痛みは誰も庇ってくれはしない

どんなに仲の良い友人でさえ


明日も平穏に過ごしたい もう放っといてくれ

あの人の愚痴も 仕事の愚痴ももういいよ

気が滅入っちまうぜ 僕まで悪人になっちまう

喧嘩なら他所でやってくれ もう黙ってくれ

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