ぜむふりっぷあふたー

エリー.ファー

ぜむふりっぷあふたー

 私には、世界がある。

 そのために、自分を犠牲にできるほどの覚悟がある。

 今は、私のために吹いてくれる風も、私を無視してどこかに行ってしまう可能性がある。だから、私は、今という時間の中で、自分を確かめたいのだ。

 雨が降っても、私は私である。

 雷が落ちても、私は私である。

 私を失った時、初めて私は私になるのである。

 夜空に、私がいる。

 私の中に星がある。

 私と一緒に生きた、誰かと共に歩むべき人生がある。

 どうか、私を忘れないで欲しい。

 私と一緒に生きた時間を失くさないで欲しい。

 私を忘れないで欲しい。

 残酷であれば残酷であるほど良い。

 私と共に歩む人生に価値をみいだして欲しい。

 逃げてはならない。

 囲ってはならない。

 失ってはならない。

 食べてはならない。

 飽きてはならない。

 欲望が私たちの過去を見つめている。

 勇者であるために、失ったすべてがここには存在しているのだ。

 何もなくても私でありたい。

 何もかもが私でありたい。

 何もないから私でありたい。

 今も昔も、私でありたい。

 可愛い我が子と同じように。

 私は私を愛してやりたい。

 さらば夕暮れよ。

 さらば愛しさよ。

 さらば真夜中よ。

 私には私の中にある言葉が今を作り出すことを信じていて、携帯の画面に映ったものが私を作り出す全てではないことを知っている。

 お茶を飲む。

 冷茶である。

 味付け卵を食べる。

 今を生きる。

 明日を生きて。

 これからを知る。

 もしかしたら、何かの繰り返しかもしれない。

 私は繰り返しを嫌っている。

 嘘。

 私は繰り返しが大好きだ。

 嘘。

 私は繰り返すために生きている。

 嘘。

 私は繰り返すためなら死んでもいい。

 男性のための世界がある。

 女性のための世界がある。

 すべて嘘。

 私を知っている世界が私に迫って来る。

 味がなくなって初めて歌が生まれて、私たちが作り出される。

 この感情は私たちを遠くに連れていくことはないだろう。

 さようなら、大好きだった人。 

 さようなら、昨日までの自分。

 もう少しだけ、私を思って泣いてくれ。

 今を失って、初めて未来と一緒に祈ってくれ。

 今を見つめた時間が現れて、君と一緒に歩んだ日々がひび割れて。

 風に乗って、僕ら今を待ちわびて。

 一人、嘘に紛れて罪を祈ってくれ。

 寂しくてもいい。

 本を読んでも良い。

 情熱がなくてもいい。

 風が吹いている。

 本棚に自分という人間がいる。

 何者にもなれないまま死を抱えている。

 キーボードの音が私を作り出している。

 豹柄の僕。

 チューリップ。

 メモ帳。

 法相。

 私には、何もない。

 今から、自分を作り出して見せる。

 見るな。

 本の中には何もない。

 殿様でありたい。

 王様でありたい。

 女を見下す娯楽。

 いや。

 そんなことはない。

 あってはならないのだ。

 犬を洞窟に閉じ込める。

 拳銃。

 硝子。

 細工。

 空き缶。

 今が私を作り出してくれるのだ。

 宝玉を集めるために死を超越するのだ。

 神様になった。

 喜びがやってくる。

 私は優勝してみせる。

 私から世界が生み出されるのだ。

 根性と僕。

 土の中に私を埋めて下さい。

 妥協と理想で私を土人形に近づけてくれませんか。

 名誉。

 勇気。

 金魚。

 もしかして、私のことを知っているのですか。

 それとも知らないまま死ぬべき、なのでしょうか。

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