第3話 一週間目

音楽大学は入ってからは本番。本当にその通りで、月曜日と水曜日は午後八時まで授業があったり、課題の量も大量で。

ソリストになるためのオーディションは、特待生のみ受験資格があるので、せっかくだし受けてみようと一週間で何曲も譜読みをしたり。

空きコマの時間は練習室にこもって練習しないと実技のスピードも間に合わず。

土曜日も学校に行くことになるほどで。

あまりにも充実している毎日です。

夏休みには、同級生3人特待生組と声楽科の先輩方と一緒にヨーロッパに演奏旅行が決まっていて。それにもせっかつ連れて行っていただけるということで、食らいつくのに必死です。めっちゃ難しいんですよ…。


楽典や英語もAクラスであっても私、特に英語は致命的に苦手なんですね。

ほんとやばいよっていう。ソルフェに関してはなんでAになれたのかい?って感じで。周りはほんとにレベルが高いから頑張らないと…。


憧れの音大生。楽しいですがやっぱり厳しい世界ですね。頑張ります。

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