死にたかった昨日と死ねなかった今日

今日も今日とて天井を見上げる

親の都合で生まれた私

生まれて欲しいという理由で

子どもが欲しいという理由で

私は生まれて来なかった

だから死ぬ時ぐらいは選ばせて欲しい

私には愛情を知らない

親の都合で操られた

自由を手に入れた途端

ずっとずっと死にたい気持ちでいっぱいになった

どんな方法で自殺を図っても

次の日には朝がやってくる

「あー目覚めちゃった」って朝の強い光で目を覚ます

「あー身体痛いなぁ。やらなきゃ良かった」と後悔する

今日もまた仕方なく生きて

「めんどくさい。死にたい」

天井を見つめて今日も思う

「神様なんていないんだ」と心に刻んでいく

死にたかった昨日と

死ねなかった今日の

違いってなんですか?

何で私は生きてしまったのでしょうか?

あーあ

今日もまた消えたくなって自分を傷つけていく

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詩集 蓮見藍菜 @hasumiaina

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