現実に存在しうる小さな少女が持つ闇――それは物語とともにより深く
- ★★★ Excellent!!!
毒親、天涯孤独、施設、捨てたれた子供たち。この世には人を、世界を憎む子供たちが少なからずいると思います。
この物語に登場する主人公、真澄ちゃんは一気に家族を失い叔父に引き取られるところから始まります。
その生活は苦しくも悲しいもの。でもその中にも一筋の光があり、それに触れる真澄ちゃんには感情移入してしまいます。
そして、そんな少女にとあることがきっかけで深くなっていく闇。
プロローグから結末。そしてその結末に向かって少女、真澄ちゃんは向かっていくんだろうなと思うと、どうしてそうなったのかと「次どうなる?次どうなる?」と話数を重ねてしまっている自分がいました。
文章や構成やシンプルかつ情景が自然と頭に浮かんでくるので、一気読みできると思います!
暑くなってきた今だからこそ、よりオススメできる作品です。