第33話

次の日、由利から電話があり、根掘り葉掘りと聞かれたけど、送ってもらっただけだとしか言わなかった。


いろいろ心配してくれる由利。


何かあったら必ず相談するようにと強く言ってくれる。



「社長だろうが何だろうが、綺羅を泣かせるような事したら、私は絶対に許さないから。


でも、よかった。あの人の女関係は噂だけど、あまりいい事を聞かないから。」



やっぱりどこまでいっても男前の由利に苦笑いしながらも感謝した。



でもあの出会いの日から3日経っても何の連絡もないところをみると、あの日の出来事は本当に夢だったんじゃないかって思えて来ていた。



あの時、由利に本当のことを言わないでよかった。


だって、きっと、あの日の事は何かの間違い。


あんな素敵な人が、私をなんて事ある訳が無いもの。

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