第27話

ううん。ダメ。

だって・・・・・



五十嵐さんの胸に手を置いて離れようとするけど、その腕は力を増すばかりで離してくれない。



「あ、あの、困ります。」



「なぜだ。」



焦る私とは裏腹にまったく態度が変わらない五十嵐さん。



それは、社長という職業柄の所為なのか、歳の所為なのか。



「だって・・・違い過ぎます。」



「違う?」



「五十嵐さんは私がいくつか知っていますか?」



「ああ、23だったか?」



「っ・・・はい。」



驚いた。何で私の歳・・・・・・・そうか、由利の友達だから同じだと思ったのかな。

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