第24話

いいって言ってしまった手前、どこに行くとかもなんとなく聞きづらくなっちゃったし。



高速道路を下りて少しすると、車は止まった。



五十嵐さんは車から降りると、助手席のドアを開けてくれて、



「降りよう。」



と声をかけて、私に手を差し出す。



恥ずかしくって仕方なかったけど、断るのも失礼だと思い、その手に自分の手を乗せると、優しく引っ張ってくれた。



外に出ると、そこは、どこかの港のようだった。


少し離れた所には大きな船が停泊していて、眩しい位の光に包まれていた。



「少し歩こうか。」



私の手を握ったまま、歩き始めた五十嵐さんに付いていくと、小さな公園があり、そこのベンチから、大きな船がよく見えた。




ベンチに二人で腰かけると、海風が気持ちいい。

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