第16話
「えっ、え~と、由利?」
由利の洋服をツンツンと引っ張りながら声をかけると、私に視線を向けて小さくため息を付いて、
「あのね、この方は、うちの会社の五十嵐社長よ。」
「しゃっ、社長??」
あまりの驚きで声が裏返ってしまった。
「あ~、あのさあ、五十嵐とはガキの頃からの友達なんだよ。
この間、一緒に飲んだ時に由利がここに来たがっている話をしたら、予約取れるっていうからお願いしたんだ。
ほら由利、その時、綺羅ちゃんも連れて行きたいって言ってただろう?
だけど、3人だときっと綺羅ちゃん遠慮しちゃうかもって思ってさあ。」
なんか、必死で由利に弁解している村木さんがなんだか不憫に思えてきたと思ったら、
「君もここに来たかったんだろう?」
急に目の前から声をかけられて、
「あ、はい。」
それしか言えなかった。
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