第15話

その人は、私の目の前の席に座ると、



「初めまして、五十嵐 祥吾と申します。」



と私に向かって挨拶してくれた。



私も慌てて、



「あ、あの、宮野 綺羅と申します。」



と頭を下げた。



あれ?



由利は挨拶しないの?と思い、横に視線を向ければ、由利の顔は何故か強張っていて、それでもさすが由利。



いつもの顔に戻ると、



「あの、どういうことですか?」



「あ、え~とな、このレストランはこいつが予約してくれたんだよ。」



村木さんが由利の顔色を窺うように言えば、



「社長が?」



・・・・・社長??

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