第13話
「ごめんね、あいつ、もうすぐ来ると思うから。」
「いえ、気にしないでください。」
「でも、綺羅ちゃん、久しぶりだね。元気だった?」
村木さんは、いつもこんな風に私にも優しくしてくれる。
由利が好きになるのも無理はない。
「はい、元気ですよ。私の場合、お二人のように仕事も忙しくないので、それなりにのんびり過ごしてます。」
なんて、少し世間話をしていると、ドアがノックされ、
「お連れ様がお見えでございます。」
とさっき、案内してくれた男の人が頭を下げると、その後ろから黒のスーツをとても綺麗に着こなした長身の男性が入ってきた。
「・・・・・」
その顔を見た途端、私はしばらく、見惚れてしまう。
軽く後ろに流された黒髪。切れ長の目元。そして、何よりその醸し出す雰囲気というのか。
私は、こんな綺麗な男の人を見たことがなかった。
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