第10話

そう言って笑った彼は、その日…一晩中、私のことを抱いては…何度も何度もキスを繰り返した。




幸せだな、って思ったのと同時に…心も身体も宗悟くんで満たされていく感覚に溺れ、彼の与えてくれる熱に酔いしれた。




やがて…お互いの体力が尽きた頃、広いベッドの上で隣同士に仰向けで寝転がり…手を繋ぎながら天井を眺めていた。



しかし、、


居心地のいい沈黙を先に破った彼は─…







『─…俺、近々結婚すると思う』



なんて衝撃の言葉を口にしたんだ。

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