第20話

「皆さんよろしくお願いします。」



全員笑顔で私のことを見て自己紹介をしてくれた。



知的な雰囲気のある遥人さんはハル。

髪の毛に銀のアッシュが入ってる白楽さんはハク。

キリッとかっこいい雄也さんはユウ。

顔に傷があって明るい性格の和樹さんはカズ。


4人はそう呼ぶことになった。



「退院は明後日になったと聞きました。よかったですね結さん。」




「はいっ。奏がお屋敷に来いって言ってくれたんです。」



笑顔で話すとハルも微笑んでくれた。



「それにしても結は可愛いよな~!若の女の子じゃなければ俺絶対惚れてる。」



「えっ?」



ハクがそういうと奏がちょっとだけハクを睨んだ気がした。



「確かに美少女だなー。結。」



ユウまで…。



和樹さんは何故かさっきからうつむいたまま。



「カズ?」



そう声をかけると彼の耳が赤くなった。



「なんだー和樹、お前美少女の結ちゃん前にして照れてんのか?おもしれー!」



「白楽、和樹をからかうのもそこそこにしてくださいね。」



なんて、みんなが言ってなんだかとても賑やかだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る