第4話

「それって、起きたらしてくれないってこと?」


「え゛?!」


わたしの手を掴み、先輩は口元に持っていきキスをした。


ね、寝ぼけてんの?!寝起きからこんなことするなんて………!



「ずっと待ってたんだけど」


「待ってたってなにをですか!!てか、それ所じゃないですって!電話!!先輩の携帯が鳴って…………」


あれ?いつの間にか切れてたみたい。音がしない。



「出なくていいんだよ、始めから。つーか電源切っておくの忘れた」


そう言いながら携帯の電源を落とそうとする先輩。



「ちょっ、だめですよ!緊急の電話だったら………」



~♪♪♪♪♪



今度は家電が鳴る。


このパターンって…………。

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