第6話

これが涼と出逢ったあの日から


一度は封をした日記の


最後のページの言葉でした






涼と会わなくなって


いつの間にか


日記も書かなくなってしまいました






正確に言えば


・・・・・書けなくなったのかもしれません





溢れてしまう想いを


形にしてしまうのが


怖かったから・・・・・








幸せになりたくて


四つ葉のcloverの


デザインの新しい日記を買いました







ですが・・・・


その日記には


一行しか書けませんでした






" 誰か私を愛して・・・ "

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