6月30日〜7月6日
「扉」
僕たちを隔てるものが壁ならば 作ってみせよう押し開ける扉
「作品の中でなにかを発見してください」
埋めた棘 底にあると知っている 僕は笑って言葉を綴る
「忘れられないこと」
硝子戸にまるで残る傷跡のように私に巣食う君の名
「渦」
ねえ君は海に巻いてる渦のよう 僕を攫って揉みくちゃにして
「一万円」
僕の目の前から消えてくその姿 手元に残るは身代わりの本
「蚊」
僕の血は巡り巡って流れゆき 見知らぬ土地で息づくだろう
「花火」艶やかに空に咲く華君と見る 次も隣にと願いながら
* * *
今週はちょっと難儀した週でした。
「蚊」はお題聞かなければ格好いいのに…と思うやつです。
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