第7話恋は晴天の霹靂 サクラ前線編6

午前は4時間授業をこなし、昼になって、いつものように三人でお昼を食べていた。




「で、結局どうすんの?放課後まで、もう時間はないわよ」


晴美は焼きそばパンを口に含みながら優希につっかかる。




「まあ、どう答えるかはだいたい考えてる… かな?」


優希も焼きそばパンを食べながら答える。




「かなって何よ!なんて答えるのよ!」


晴美はなおもつっかかる。




「だって晴美って口軽いじゃん。こんなとこでいえないよ」




「大丈夫、絶対言わない、絶対言わないから」




「そんなこと信じれるもんですか。時間もそろそろね。私、教室に帰るわ。」


優希はそういうと立ち上がり、スカートの裾を払った。




「優希がどんな風に答えるのかわからないけど、貴史君となら素敵な恋愛ができると思うけどな」


遠慮がちに美沙が言う。




「ありがと、まあ、結果は明日話すよ、正直、自分でもどう答えるのか、まだわからない部分もあるし…」


そう言うと優希は屋上から下る階段を下りていった。




------------




放課後。




靴箱から靴を取り、外履きに履き替える。




時間は4時、貴史はすでに約束の場所で待ってると思う。




「ついにきたわね、このときが。気合入れて返事しないと!」


そう決意を固めた瞬間、後ろで人影を感じた。

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