第18話
次の日、変わらずうちの教室に松岡さんは現れ、青山くんのそばで笑顔を見せていた。
前と違うのは、その視線が時々私の方に向けられたこと。その視線は敵意が込められていた。
青山くんはそれに気がついていないようだった。
【話したいことがあるの】
その日、私は部活を休んで青山くんにメッセージを送り一緒に帰ることにした。
何かを察したのか、青山くんはいつもと違い手を繋いでくることはなかった。
ホッとしてしまった。
私もこんな気持ちで手なんか繋げないし、拒否をしてまた傷ついた顔をした青山くんを見るのも嫌だった。
学校の裏にある公園に二人で向かった。
ここは青山くんに告白された場所だ。
「ここで凛に告白するとき、すげぇ緊張したな」
「…………」
私も緊張していた。
でも、あの時はそのドキドキが嬉しくもあった。
だけど今は
「青山くん、別れよう」
たった3ヶ月で、同じ場所で別れを告げることになるなんて思いもしなかった。
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