第15話

青山くんの誘いを断ってから2週間後。





「水木さん、ちょっといい?」





青山くんがバイトで先に帰って、教室で葉月と話していた私の元へ松岡さんが来た。

彼女と話すのはこの時が初めてだった。

近くで見ると同じ歳なのに私より大人っぽい雰囲気を感じた。





「うん……」



「凛、大丈夫?」



「うん、大丈夫。ごめんね、葉月先に帰っていいよ」



「わかった」





松岡さんはさっきまで葉月が座っていた席に座った。





「あのね、私、青山くんが好きなの」



「………………」




やっぱりという感じだった。

なぜそんな事を今さら言ってきたのか、という思いだった。





「青山くんと別れて欲しいの」



「え?」



「水木さん、青山くんのことホントに好きなの?」



「そんなの、松岡さんに言うことじゃないと思う」



「好きじゃないから言えないんじゃない?」



「何、言ってるの?」



「だって、ホントに好きなら拒否なんてしない」

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