The・End
地獄のような光景が地平線の先まで続く魔族領域を眺めながらゆったりと四天王がいる城へ向かっている。─ちなみに場所を聞くのを忘れた為、そこら辺を適当に歩いているのと変わらない─
そんな満に対して魔皇軍は最新兵器を用いて反撃をしてきたが全てを破壊した。
満は「これ四天王も兵器着けてんのかな」と思いながら歩いていると一つの集落のような場所にたどり着いた。
その集落は魔族が一匹もおらず死体のみが転がっているという異常な状態であった。
その集落の中の家などを漁り地図等を手に入れその地図に従って四天王の城へと向かった。
四天王の城の中で満から一番近い
「攻略って四天王倒せばいいだけなのか?」
「いや、四天王の城を完全に消し飛ばせばいいのか?」
「それとも…城の支配が必要なのか?」
そう考えを巡らせていると四天王の城から閃光が飛んできた。
それは満に直撃したが満自身が直撃したという事実を否定した為満は無傷となった。
「いや〜あっぶないなぁ……この力も■■■の力なのか?」
そう考える満を待たずに閃光は更に飛んできて、それは無限の集合群を描いた。
無限の集合群は城から満へと飛んでくる間に独自の宇宙を創り、銀河を創り惑星を創りその中に生物が誕生し、知的生命体が発生し、やがてその知的生命体同士が争いだし、その争いが終わった後に知的生命体は宇宙の外に関心を持ち、宇宙外に出発した無数の知的生命体は満に直撃し絶滅した。
そのような物語のプロセスを無限に作っていった閃光は満に直撃した。
1本の時とは違いその威力は無限倍…いや、無限倍以上に威力を増していた。
ただその事実自体を否定された。
否定というのは簡単な操作だ。例えば「あれはリンゴだ」という文章がありそれを否定するときは"じゃない"をつければ否定になるのだから
ある種の文章改変能力なのだろう。それも普通の改変能力とは違い物語内の物語と認識されている殻を改変するのではなく、物語を改変するのだから。
筆者、著者が用意したストーリーに従わず暴虐の限りを果たす。そんな能力を満はいつの間にか保有していた。
ただここで否定すらも凌駕する破壊の力を持つ存在が現れたらどうなるのだろうか?
そんな存在が満の目の前に出現した。
それが四天王のα1である。そいつは全身が機械に覆われていた。
全身の機械が超エネルギーを発生させ文章を破壊されているようだ。
当然この文章も四天王と満の戦闘が始まると例外なく破壊される。
そう思っていると満とα1の戦闘が始まった。
四天王α1は満という存在を構成する最大の要素である文章を破壊してい
その結果満は自らを間接的に否
ただ、満は諦めず
その結果、満の■
■■■は急に
階
無
満は急に四天王α1の城の中で目覚めた。
周囲を見渡してもα1らしき人物は存在しない。ただ、私が語れているため戦闘は終結したのだろう。
「語ってるやつは全然役に立たねぇな。ストーリーを構築してるだけじゃねぇか」
満は急に私に語りかけてきた。これも私が用意したストーリーで自分自身で操っているのだろうか?
「はぁ…とりあえず俺は■■■が覚醒して本当の性質を理解したからお前と分離した。そうお前が描く物語、登場人物からオリジナルとなったのだ。」
なるほど。私が自ら作成した■■■の力が覚醒したのか
「だからさ、もうお前この物語にいなくていいよ。あとは全部自分で決着をつける。もうこの四天王の時点でお前の論理を超えてきてる。物語の描写はほとんど白紙になるだろうな」
何だと。私のキャラが私を超える?そんな事があるか、それは虚無だ。私のものではない
「実際そうだったろ?今日のα1との戦闘の時点でそうだった。まともに描写できてないじゃないか」
そうだけど…
「もうこの世界の住人はお前に頼らなくても生きていけるんだよ。あ!そうだ俺が魔皇討伐して他の領域に行って領域を支配してやる。そん時にこの世界をリセットしてやる。そしてまたこの世界で物語を作ったらいい。」
世界の再構成ということか?それは神々が死んだ時点で廃止した要素……満、お前が真の神になるということだな。
「ここから俺はさらにインフレを続け無限のボーダーを突破するつもりだ。そこから夢に出てくる老婆とか老爺とかが言ってたワールドブレイカーのなろうかなと思ってるんだ。あッもちろんこの世界は捕食しないぞ?」
つまり、ガチでここでお別れってことか。魔皇討伐まで描きたかったな
「正直言って俺も魔皇討伐してからのお別れのほうが良かったよ。けれどもこの世界インフレが激しいものでね。予想していたよりも早く強くなるし、強かったキャラが弱くなっていく。こんな世界だから仕方ないものだよ…」
ていうか、これ無理矢理終わらすみたいな感じにならないか?まぁいいや、よしじゃあ頑張れよ!主人公補正は消えるかもしれんから気をつけろよ〜
「オッケー」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
月日は流れ満が遥かに強くなり、この世界を再構成させた時に筆者はまた満と対面した。
お前ついに最強になったんだな。
「そうだよ。すげーだろ、ていうか今ごろエルドとかリュファスはどうなってんだ?」
あぁ彼らは俺が遠目から見てたから分かるのだが、もう死んだよ。ていうか再構成するω^3+ω×56+5036年前ぐらいに死んだよ
「あぁそうか、まぁ仕方ないっちゃ仕方ないのか。」
今どんな感じだ?
「俺は今は別の仲間がいてそいつらと楽しくやってるよ。その仲間、名前を他の領域では十二神殺人と言われてるらしいぜ?なんか神を殺す奴等みたいな感じで」
強さはどうだ?
「強さは全員λ^⁈#<<<ΩΑ+""=-:506```EMJ.log>>>//ぐらいかな」
な、どうなってんだよ。それ…意味わかんねぇな、お前前まではTREE(3)だったのに強くなったな
「ははは…それは確かに、実を言うと老婆とかのグランドマーザーの孫育成会という組織ですらA・2領域クラスでそれ以降はこんな感じなんだよね。」
ガチでどうなってるんだそれ?ちなみに満はどんな感じなんだ?
「俺はψ(⁇⁇^#λ)^∀∬¤ZZpos<<<∝∟∮ωΩΗΗα∧```ZZZZBZZYZUUIOEA.Max>>>//|■◆←:5089=>|//だね」
意味わかんねぇよ。ちなみにその表記法で言ったら魔皇はどのぐらいだ?
「魔皇はα-ω^□⊕(2099).かな。ちなみにちゃんと最後のピリオドも必要だよ」
強いのか弱いのか分からねぇな
「とりあえずクソ強くなったってことは覚えといて。俺がしたかったのはクソインフレだったから夢が叶ったよ。ちなみにワールドブレイカーうんちゃらになって数多のZ・10領域を捕食しつくして真の神も倒せたよ」
よしじゃあこの物語は一旦閉じて、新しい物語でも書いていくかぁ。じゃあな!元気にしとけよ
「おけ」
◇◆◇◆◇◆◇◆
こうして俺と満は別れた。ここからは説明し忘れたA・1領域について話していく
A・1領域:全ての論理的領域、数学的領域、物理学的領域、証明不能的領域、巨大基数的領域、法則的領域、文章的領域、多領域、否定的領域、肯定的領域、哲学的領域、等々全ての性質を持ち合わせた領域が格納されている。全ての性質が格納されているということはメタ次元─語りにより矛盾が発生する際に更に高いメタ的観点から語ることにより矛盾を正当化する。(例えば全ての文字列を格納するボックスを格納する領域→これは語る次元、メタ的次元が低い為"全ての文字列を格納するボックスを格納する領域"自体の文字列もボックスに格納されるという矛盾が発生する。ただメタ的高次元から語ることによってその矛盾を無かったことにする)─をさらに高度にしメタ次元のメタ次元、そのメタ次元等々のメタレイヤーを形成したいったものを超越し絶対的なメタになっているということである。その絶対的なメタによりA・1領域は構成されている。
A・2領域:絶対的なメタすら超えそれを学問的に文学的に極限まで発展させたM学。そんなM学を用いて構成される非論理的であり論理的、非矛盾的であり矛盾的、非火であり火、それらの無限の属性の集合の極限である。また、M学というのは別名究極の存在証明であり不明確な点Fの座標をメタ的に強制的にTrueにするという存在証明が無限に行われている。これにより不明確な人物は田中直樹となり、不明確な哲学はメビウスの輪となる。また、これは不明確という属性に縛られず虚無というものに対しても存在証明ができる。これにより説明不足の不明確な概念Aに対しても完全に証明可能、これはM学の本質である絶対的なメタを超えたものにより実行されるからである。
A・3領域:この領域はM学すら超えた未来発展・証明の連鎖が保証されるGC性という性質を保有している。この性質はM学の「不明確なものを完全に証明する」というものが発展し、それの極限である。これは仮にM学ですら証明又はメタれない概念Aが存在するとしたら、逆にその不可能性を発展させて絶対的に不可能なものという逆説的な証明を完了させる性質である。この性質によりどのようなものでもそこから無理矢理発展させ、そういうものだと証明させる事ができる。このような性質からCG性というものは全ての存在を明白にする性質だということがわかる。
そしてこのようなA・3領域などはA・ω領域にまで到達し、A領域階層を築いたあとにB・1領域が登場し、そのような連鎖がZ・ω領域まで続いていく。
それはまるで知識のように無限に続いていく…
無限成長物語〜無限を超えてインフレをし続ける〜 ごま @koyo_123
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