冒険者ギルド全面攻撃④

 異界人エイリアンになった満は目の前にいる魔物の大群(第二派)と戦うために、冒険者グループと先陣を切って戦うことにした。


 魔物のラインナップは、オーク1万7012匹、ゴブリン32万1102、ハイゴブリン3996匹、スライム10万6140匹、ロングスネーク5003匹、ダークナイト30匹、レッドコング1万1975匹……etcといった感じである。

 合計50万体の魔物はゆうに超える多さはまるで津波のようにこの国、エンシス国を襲った。

 先陣チームには初心者グループに勧められた満含むB級上位メンバー30人、A級メンバー10人、S級メンバー3人がいた。

 満は他のメンバーにほんとに戦力になんのか?と思われながら戦闘に参加した。


 最初にハイオーク(オークの上位種)による投石の連続攻撃が先陣チームを襲ったが、S級メンバーの一人であるアリス=グンデールという女性の魔術師が防御結界を展開し、チームを守った。


 次に大量のゴブリン達の突進攻撃が行われた。

 それを満は新しく試す、スキル[万物変換]から残ったSPをソードに変換し、そのSPソードを使ってゴブリンを容易に切り倒していく。

 他のB級上位メンバーも魔法、弓などを使って応戦し、A級S級に至ってはゴブリンの大群に突っ込んでいき蟻を踏み殺すようにゴブリンを倒していった。


 ゴブリンまでは防げたが、問題は次の敵はダークナイトやロングスネークといった上位のモンスター達である。

 このモンスターたちには敵わないB級はA級S級の支援に回り、A級はチームプレイや強いものはソロプレイで倒していき、S級は大範囲型魔術で一気に倒していった。


 そして、順調に第二派を攻略していったが、最後の難関であるドラゴン種&キング種のモンスター達である。

 一体だけでもA級&S級のチーム達が卓越なるチームプレイをしてようやく倒せるレベルなのが合計で15体以上はいる。

 そして、一体のオークキングが先陣チームに近寄ってくると、S級の一人であるゲーリー・J・クルーズ─前の採用試験でA級を出した冒険者、2日間という短期間で小国をモンスター達の侵略の危機から救い出し、5個の街を救った功績からS級に昇格した─が焦った顔で一つ提案を出した


「先陣チームの皆!ここは体力を回復する為に初心者グループから推薦で出された彼満に任せよう!」


 そう少し震えた声で言ったゲーリーに他のチームメンバーは賛成する感じで「いいね!」といった。


-こいつら負けそうだから俺を逃げるための時間稼ぎとして使ったな…-


 そう思いながら満はオークキングの元へ歩みだした。

 すると、オークキングが大声で「ガッハッハッお前可哀想なやつだな!時間稼ぎ役として使われたんだな!」と言った。

 先陣チームは少しピリついた雰囲気でエンシス国の元へ戻っていった。


-あいつら今からこの国諦めてみんなで避難する気だな-


「じゃあな!可哀想なやつ!」


 そうオークキングが言ったあとに、大きな拳を斧のように俺の頭に向かって大きく振った。

 その拳が当たった瞬間に満の防御力が高すぎるせいで、オークキングの拳が砕けた


「???????????」


 オークキングが困惑している隙にオークキングに向かってデコピンをした。

 デコピンを放った瞬間にオークキングの上半身は消し飛び後方にあった雲も綺麗に消え去った。

 逃げてる途中の先陣チームはその威力をみて、口をぽかーんと開けながら、あまりの光景に立ち止まっていた。


 オークキングが瞬殺された光景を見て魔物側はキング種で総出で俺に向かってきたので、SPソードを大きくし─SPソードは元々SPを濃縮させたソードのため、注ぐSPの量によって変形自在であり、切れ味や能力なども変わってくる─、一気にキング種を横に一刀両断した。

 すると一体のキング種が声を荒げて「へっバカが!俺はな…自動回復するんだよッッッ!」と言ったが、それも対策済みの満は、「自動侵食機能も付いてるから、それ無意味だよ」と言い、急激に侵食が始まり、キング種は全て死んだ。


 その光景を目のあたりにしたラスボスであろうブラックドラゴン3匹は、困惑し少し話した後に満に向かって口からビームを放ってきた。

 満はエンシス国もこのビームから守るためにスキル[神・究極技術]の効果により展開された【超魔術之次元波動的防御結界アルティメ=アーク・ディメンシオン・シールド】というなんともイカツイ結界魔術を展開した。


ドゴォォォォォ


 ブラックドラゴンのビームを完璧に防いだ。

 すると、ブラックドラゴン達が焦った様子で言った。


「何故だ!何故我々上位種の攻撃が効かぬ!」


 そう言い終わったブラックドラゴン3匹は急いで逃げようとしているところに、満はSPソードの巨大な斬撃を放ち、ブラックドラゴン3匹をぶった斬った。


「グオオォォオォォォ」


 そう雄叫びを叫びブラックドラゴンの死体はヒマイ山に落ちた。

 満は「ブラックドラゴンの死体売ったら大儲けできるんじゃね?」と思い急いでブラックドラゴンの死体が落ちた場所に向かった。

 そしてこの一人対国家戦力以上の戦闘を見たエンシス国の国民、先陣メンバーやそれ以外の冒険者グループ、帝国軍はその凄さにその場で無言でボーっとしていた。


 ヒマイ山に落ちたブラックドラゴンの死体を魔道具の袋の中に入れた満は、今の戦闘で強くなった自分を確認する為にシステムのメッセージを確認した。


《⚠警告⚠:数値の量が多いので全て等しく指数表示で行います》

《レベルが9.87E+11アップしました。+スキル効果により1.21E+13レベル上がりました》

《スキル[神話的貪欲の吸収]の効果により追加でレベルが5.45E+15アップしました》

《スキル[神・暴食的撃破]により新しいスキルを手に入れました。総スキル数は9E+10個です。内訳は以下の通りです

 ・Fランクスキル:0個

 ・Eランクスキル:0個

 ・Dランクスキル:0個

 ・Cランクスキル:5E+8個

 ・Bランクスキル:8E+10個

 ・Aランクスキル:4E+9個

 ・Sランクスキル:6E+9個

《称号【ドラゴンスレイヤー】と称号【キングスレイヤー】を付与します》


 ここまではいつも通りだが─今日の夢のSPのせいで爆発的にレベルと獲得スキル数が上がってはいるが─、新しい一つのメッセージが届いた。


《スキル[■■■]の効果により、全スキルの効果が1万倍になります。それに加えさらなる成長速度増進という効果により、新たなスキルランクであるEXランクの解放とともに新たにEXランクの成長系スキルが一つ解放されました。》


「うおっなんか新しいスキルランク解放されたな」


 そう思いステータスを確認する前に莫大な量のスキル─スキル[■■■]によりスキルの量が1万倍された─を全てSPに変換した。

 すると、8E+25もの膨大なSPがもらえた。

 そして、ステータスを確認するために「ステータスオープン」とつぶやいた。


```

名前:清水満

出身地:日本

種族:異界人エイリアン


レベル:5.46E+15

攻撃力:3.61E+32(*419,430,400)

防御力:2.68E+32(*419,430,400)

素早さ:9.86E+31(*419,430,400)

魔力:7.88E+31(*419,430,400)


【スキル】

SP:8E+25

・経験値獲得効率アップ(神):MAXランク

・ステータス上昇効率アッ(神):MAXランク

・絶・無限挑戦の矛:MAXランク

・偉大なる回復の力:MAXランク

・スキルの神生成:MAXランク

・神話的貪欲の吸収:MAXランク

・神・暴食的撃破:MAXランク

・万物変換:MAXランク

・神・究極技術:MAXランク

・■■■:Dランク

・究極的成長加速:Fランク


【称号】

・ラビットスレイヤー

・究極超越的難易度の覇者

・ドラゴンスレイヤー

・キングスレイヤー

```


「そろそろエグくなってきたなぁ……」


 そう満はつい独り言をこぼし、究極的成長加速加速にSPを突っ込んだ。


《スキル[究極的成長加速]は以下の通りにレベルアップしました。

 ・究極的成長加速:F→Z

 ↳究極的成長加速(超):F→Z

 ↳究極的成長加速(兆):F→Z

 ↳究極的成長加速(極):F→Z

 ↳究極的成長加速(神):F→Z

 ↳究極的成長加速(絶):F→Z

 ↳究極的成長加速(魔):F→Z

 ↳究極的成長加速(覇):F→Z

 ↳究極的成長加速(超越):F→Z

 ↳究極的成長加速(兆し):F→Z

 ↳究極的成長加速(究極):F→Z

 ↳究極的成長加速(神滅):F→Z

 ↳究極的成長加速(絶王):F→Z

 ↳究極的成長加速(悪魔):F→Z

 ↳究極的成長加速(覇王):F→Z

 ↳究極的成長加速(覇絶):F→MAX

 使用したSP:5.68E+24》


「EXランクのスキルはMAXにするまでに結構SP使うな」


 まだ7.5E+25はあるのでブラックボックスのスキルもレベルを上げた。


《スキル[■■■]は5E+25SPを使用してDランクからCランクになりました》


「ブラックボックスめっちゃSPかかるやん…」


 そう思いながら満はエンシス国へ帰った。

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