冒険者ギルド全面攻撃②

 オークの集落に着いた、満はオークの集落へと堂々と入っていった。

 するとここへ向かう道中に現れたオーク3体のような鎧をつけているオークの兵士が、10…20…30…40…とぞろぞろ現れてきた。


「ニンゲン…ツブスッッッ!」


 そう一体のオークが言うと、思いっきり突進をしてきたのだ。

 満はレベルが上がった為自身の攻撃力を試すためにそのオークの胴体部分に向かってデコピンを放った。


パァンッ


 風船が割れるような音が聞こえ、突進してきたオークの後方に血が散らばる。

 オークの体には大きな風穴が出来、オークはそのまま倒れ込んだ。


「え…?、こんなに強さ上がってんの?」


 そう思い他のオークが満を警戒している間に満は「ステータスオープン」と呟いた


```

名前:清水満

出身地:日本

種族:人間


レベル:95

攻撃力:2,045

防御力:1,983

素早さ:1,993

魔力:1,867


【スキル】

SP:850

・経験値獲得効率アップ:Bランク

・ステータス上昇効率アップ:Bランク

・無限挑戦の矛:Fランク

・大いなる回復の力:Fランク

・スキルの魔生成:Fランク

・貪欲の吸収:Fランク

・暴食的撃破:Fランク


【称号】

・ラビットスレイヤー

```


「うわぁ…ありえんレベルで成長してる…。

ついでにSPあるから、無限挑戦の矛に割り振るか」


《無限挑戦の矛がFランクからDランクにレベルアップしました。それに伴い攻撃力と防御力が4倍に増加します》


 そして満は増加後のステータスを確認するためにまた「ステータスオープン」と呟いた


```

名前:清水満

出身地:日本

種族:人間


レベル:95

攻撃力:8,180(*4)

防御力:7,932(*4)

素早さ:1,993

魔力:1,867


【スキル】

SP:0

・経験値獲得効率アップ:Bランク

・ステータス上昇効率アップ:Bランク

・無限挑戦の矛:Dランク

・大いなる回復の力:Fランク

・スキルの魔生成:Fランク

・貪欲の吸収:Fランク

・暴食的撃破:Fランク


【称号】

・ラビットスレイヤー

```


「もう俺化け物じゃね?」


 そう思っていると、オーク達が決心を決めたかのように満の方に一斉に突進を始めた。


「「グオォォォォォ」」


 そう雄叫びをあげながら満の方に向かってきた、オークを一体ずつ確実にワンパンで倒していった。


「こいつで、最後か」


「ニンゲン…コワイッ…ヤメッ」


 無慈悲にも命乞いをしたオークを倒し、オークの集落を一つ潰した。

 すると一気にシステムのメッセージが脳内に流れ込んできた。


《レベルが49アップしました。+スキル効果により71レベル上がりました》

《スキル[貪欲の吸収]の効果により追加でレベルが35アップしました》

《スキル[暴食的撃破]により新しいスキルを手に入れました。以下はそのリストです

 ・調理

 ・弓術

 ・剣術

 ・雄叫び

 ・統率

 ・屈強な肉体

 ・魔力循環

 ・気配察知

 ・頭突き


「レベルめっちゃ上がったやん」


 そう思いながら今手に入れたスキル全てをスキル[スキルの魔生成]にぶち込んだ。

 すると新しい高レアリティスキルとして、スキル[スキルのSP変換]を手に入れた。

 このスキルは読んで字のごとく、スキルをSPに変換し、ランクが上がるとSPの変換量が増えるそうだ。

 そしてまた、ステータスを確認するために「ステータスオープン」と呟いた


```

名前:清水満

出身地:日本

種族:人間


レベル:248

攻撃力:29,692(*4)

防御力:29,604(*4)

素早さ:7,398

魔力:7,312


【スキル】

SP:3,875

・経験値獲得効率アップ:Bランク

・ステータス上昇効率アップ:Bランク

・無限挑戦の矛:Dランク

・大いなる回復の力:Fランク

・スキルの魔生成:Fランク

・貪欲の吸収:Fランク

・暴食的撃破:Fランク

・スキルのSP変換:Fランク


【称号】

・ラビットスレイヤー

```


 満は今持っているSPの半分をスキル[スキルのSP変換]、もう半分をスキル[スキルの魔生成]に注いだ。

 2つのスキルは共にCランクに成長し、スキル[スキルの魔生成]はSランクスキルの生成率が0.000000000000000783%から0.000456%に上昇し、スキル[スキルのSP変換]は遥かに貰えるSPが上昇した


 その頃一つの家に隠れていたオークは恐怖していた。

 彼の目には満は無差別大量殺人に見えるからだ。

 その時オークの恐怖の値が上限を超え、それと同時にオークの決心、決意などの値も上限を超え、特殊状態[超覚醒のオーク]へとなっていた。

 超覚醒のオークは、筋肉量、身体能力、スキルのランク全てが上昇し超規格外のオークへとなっていた。


「俺があの悪魔を殺すッッッ」


 そのオークは満の元へ音速を遥かに超えた超音速で突進した。


「ゴブッ」


 満はオークの集落を飛び越え隣のリンリン山にぶつかり、大きなクレーターを作った。

 オークの集落の近くで15体のオークと戦って、無事勝てた冒険者グループはその時の様子をこう語る


「いや〜初めてみましたよ。隕石が衝突したような衝撃波がブワッと広がって、木々が押し倒されたんです。ついにオークキングが誕生したのかと思いましたよ!」


◇◆◇◆◇◆◇◆


「ゴホッゴホッ」


 満はステータスが上昇していたためそこまでダメージは受けなかった。

 そして、満は咳き込むのを辞めると同時に戦闘態勢に入った。


「どこにいる…?」


 その時横から大きな衝撃波のようなものがぶつかり背骨や内臓が潰れた状態で、後方の山のオークの集落が3つほど固まっているところへ吹き飛んだ。


「スキル[大いなる回復の力]で一瞬で回復はできるけど、こいつぁやべぇ」


 その瞬間呼吸させる隙も与えないかのようにすぐ超覚醒のオークがぶん殴ってきた。

 満はまた後方の湖へと吹っ飛び、その湖の中にいた主を押し潰しながら、その湖の水全てを蒸発させた。


「俺防御力2万9000あるんだぞ?その俺の体に怪我を負わせるのやばいやろ……」


 そして、また超覚醒のオークが来たが、攻撃を見極め避け顔面に向かってスキル[無限挑戦の矛]をお見舞いした。

 殴った瞬間にミサイルのような衝撃波が湖を超え山を超えて国にまでその衝撃波が広がっていった。


 ほぼ核爆弾みたいな威力のパンチを食らった超覚醒のオークは、顔面が吹き飛んだが、それでも決意の力で満に一発の全身全霊の本気のパンチを放った。

 それを食らった満は、スキル[無限挑戦の矛]の防御機能を使い防いだが、それでもなお体に風穴が空いた。

 それをスキル[大いなる回復の力]で回復した直後に超覚醒のオークはその場に倒れ込んだ。


《レベルが519アップしました。+スキル効果により851レベル上がりました》

《スキル[貪欲の吸収]の効果により追加でレベルが998アップしました》

《スキル[暴食的撃破]により新しいスキルを手に入れました。総スキル数は1,056個です。内訳は以下の通りです

 ・Fランクスキル:140個

 ・Eランクスキル:360個

 ・Dランクスキル:250個

 ・Cランクスキル:150個

 ・Bランクスキル:97個

 ・Aランクスキル:3個


「レベルアップしすぎて笑えてくるなぁ…」


「とりあえずAランクより下は全てスキル[スキルのSP変換]でSPに変換しよ」


 そう言った瞬間に大量のスキル達はSPに変換し合計789,153,078SP(約8億SP)を手に入れた。

 そして新しく手に入れたAランクスキルをみたところそこまで良いものではなかったので、AランクスキルをSPに変えたら一気に1,000,000,000SP(10億SP)を手に入れた。

 そしてステータス確認の為また、「ステータスオープン」と呟いた。


```

名前:清水満

出身地:日本

種族:人間


レベル:2,616

攻撃力:601,384(*4)

防御力:599,948(*4)

素早さ:151,755

魔力:147,841


【スキル】

SP:1,789,153,078

・経験値獲得効率アップ:Bランク

・ステータス上昇効率アップ:Bランク

・無限挑戦の矛:Dランク

・大いなる回復の力:Fランク

・スキルの魔生成:Cランク

・貪欲の吸収:Fランク

・暴食的撃破:Fランク

・スキルのSP変換:Cランク


【称号】

・ラビットスレイヤー

```


「なんかステータスえげつないことになってるな…」


 よしあとはSPの使い道でも考えるか。

 そう思った満はとりあえず、自分たちが戦っていたオークの集落まで戻り、「先に帰っとく」と声をかけたあとに、自分の宿屋に戻り就寝した。

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