第18話

「キラーズライフ」18


ー裏路地ー


刃月「とうとう…奴のねぐらを見つけられたようだな…」


ニーナ「えぇ、そのようですね」


刃月「行くぞ…」


ニーナ「はい」


ー？？？ー


？？？「やぁやぁ、いらっしゃい！我々、道化師が歓迎いたしますよぉ！」


刃月「黙れ…お前がどれだけ多くの住民を殺したのか知らないとでも思ってるのか？」


？？？「おっとっと！おっかないですねぇ！我々はただ、死んでゆく命を有効活用しているだけですよぉ！


刃月「死んでゆく命だと…？」


？？？「えぇ！そうですよぉ！彼らは遅かれ早かれ死にゆく命だったんですよぉ！」


？？？「だから、我々が彼らの死体を操り人形にして"有効活用"しているんですよぉ！」


刃月「やってることがゴミだな…」


？？？「それ、たくさん人を殺してきたあなたが言いますぅ？」


刃月「ふん…それはそれ、これはこれだ…その首…頂戴させてもらう…」


？？？「ホッホッホッ！言いますねぇ！」


？？？「では、私の可愛いお人形さんたち？遊んでいらっしゃぁ〜い？」


刃月「よし、やるぞ！ニーナ！」


ニーナ「えぇ、やりましょうか」


〜数十分後〜


刃月「よし…これで依頼達成だな…」


ニーナ「その首、持ち帰るんですか？」


刃月「まぁ…ちゃんと成し遂げた証明をしないといけないからな…」


ニーナ「ふ〜ん…そうなんですか」


刃月「ていうかお前、等級はいくつなんだ？」


ニーナ「1段です」


刃月「まぁ…ほぼほぼ予想はついてたが…」


刃月「もしかしてだが…色と異名を持っていたりするか…？」


ニーナ「えぇ、持ってますよ？」


刃月「はぁ…そうか…」


ニーナ「"黒い沈黙"って呼ばれてます」


刃月「はぁ…まさかこんな新入りがやってくるとは普通思わねぇって…」


ニーナ「呆れてますか？」


刃月「まったく…先に驚きを通り越しちまったよ…」


ニーナ「ご苦労様です」


刃月「ふっ…誰のせいだよ…」


つづく…

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