第13話

「キラーズライフ」13


〜1週間後〜


ー夜ー


ーチャールズ事務所ー


リア「こんばんは〜…」


所長「ん?おぉ!来たか!」


リア「こんばんは所長さん…」


所長「あぁ、よく来たね」


所長「その辺の椅子に座って待っててくれ」


リア「わかりました…」


私は今日…所長さんに呼び出されていた…


理由は聞かされてないけど…きっと私にとって大事なことなんだと思う…


〜数分後〜


所長「いやいや、待たせてしまってすまないね」


リア「いえ…お気になさらず…」


所長「そう言ってもらえると助かるよ」


所長「さて…今日、君には答えてもらいたい質問がある」


所長さんは真剣な眼差しで私にそう言った…


リア「どんな質問でしょうか…?」


所長「単刀直入に聞く…君は…」


所長さんは一拍を置いて私に問いかけた…


所長「紫の涙を知っているか?」


リア「紫の涙…?」


初めて聞く言葉…?のような気がするけど…


所長「・・・」


リア「えっと…私も質問してもいいですか…?」


所長「何かな?」


リア「紫の涙って何か高価な物だったりしますか…?」


所長「・・・」


リア「・・・」


えっ…?もしかして私変なこと聞いちゃった…?


もしそうだったらどうしよう…?


私があわあわとしていると…


所長「ふっ…」


リア「?」


所長「ふっハッハッハッ!」


リア「あの〜…私何かおかしなこと聞いちゃいましたか…?」


所長「いやいや、実に面白い質問だと思うぞ笑」


リア「そうですか…?」


所長「最近殺し屋に所属したばかりの君がそりゃあ知ってるわけもないかと思ってね笑」


リア「?」


所長「いやいや、来てもらって悪いが、もう帰っても大丈夫だぞ?笑」


リア「え…?」


所長「聞きたいことはただそれだけだったからね笑」


リア「そう…ですか…」


所長「それではまた次の依頼のときに会おう!笑」


リア「はい…ありがとうございました…?」


結局…私は何をしに来たんだろう…?


つづく…

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