第129話
最初は紙だけだったのに何日か目には
誰かがご丁寧に水でもかけてくれたらしく
上履きがすっかり濡れてしまっていた。
とてもじゃないけど履けたもんじゃない。
さすがにここまでくると怖くなってきた。
普通ここまでやるか?とも思う。
あたしと陸になにかあるならわかるけど、
ちょっと知り合いになっただけなのに。
まっだくなんだってのよ、もう。
しかたなく来客用のスリッパを履いてみるけど、ずるずると引きずるような足音は、とにかく目立つ。
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