第7話
その時だった。
吉本がいきなり「ギャーッ!」と大声を上げた。
どこからか、すごい勢いで水が飛んで来たのだ。
辺りを見回してみると、水飲み場の端っこから伸びているホースを掴んだ紫織が、吉本達に水をぶっ掛けていた。
「冷てぇ!何するんだ、お前!!」
そう言って怒った吉本と澤田は、紫織の方へ走って行こうとした。
私はそれよりも早く紫織に近付き、彼女の手を掴んで校舎の中へ駆け込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます