第49話

もう、そこまでできたなら自分で作ればいいんじゃないだろうか。


…とは言えるはずもなく、あたしは渋々キッチンへと向かった。


何だか小さい頃の理央と七彩が被ってついつい甘やかしちゃうんだよなぁ。



「七彩、お前も見てるだけじゃなくて手伝えよ。」


「お腹すいて動けなーい。」


あたしがキッチンへ行くなり、またローソファに寝転んだ七彩。

さらにそのまま携帯をいじりだした七彩に溜息混じりに壱さんが声を掛ける。


「朝ごはん置いてただろ。食べなかったのか?」


「だって茄子入ってたし。」


「……。」


…もう本当に怒ってもいいと思う。

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