2week
第38話
鬼蜘蛛の本拠地らしき事務所(兼、一時的な理人さんの家らしい)の2階にはいくつか部屋がある。
トイレから始まり、あたしが契約を交わした部屋や、南京錠のついた部屋……など。
そのほとんどが何をする為の部屋なのかはわからないけど、無数にある部屋の一つ…南京錠のついた部屋からは一番遠く、契約を交わした部屋の少し離れた左隣。とある一室をあたしは借りて生活していた。
キッチンカウンターに平行に置かれた白のダイニングテーブルと2つのワイヤーチェア。
ダイニングテーブルの短手方向には黒のローソファがあり床にはグレーのラグが敷かれテレビまである。
モノクロを基調としたシンプルな内装だが設置されたインテリアからは高級感が滲み出ている。
モデルルームのごとく完璧なインテリア配置を施されたこの部屋で、あたしは早くも3日目を過ごそうとしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます