第-3章

第7話

あやちゃん?


後ろから誰かに呼びかけられて

振り向くと


そこには日焼けした

背の高い男子生徒が


綾香を見下ろしていた



オレだよ

わすれた?


じゅん


綾香は


その人の顔をじっとみつめた


そして思い出した


じゅんちゃん?


幼稚園の頃近くに住んでた?


そうそう


なんだが


ずいぶん変わっちゃったねえ


そうか?


おまえはぜんぜん変わんないね


どういう意味?


私が成長してないってこと?



ごめん、ごめん


そういうことじゃなくて


あの頃からかわいかったからね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る