第36話

「だろだろ~。うまいよねえ~~」

いいつつ、ぐいっと焼酎を飲み干す。

「それより、信司さんの飲みすぎじゃあないですか?」

そういわれて、信司さんは目を据わらせた。

や、ちょっと怖いんですけど。

「いいんだよ~、俺の金だし~!それにな!!」

……信司さんは声を荒げた。

こんな人だったんだろうか…。

それとも酔ってるせいなんだろうか。

「はいはい、それに?」

思わず、なだめるように返事をしてしまう。


「悟志の奴は、実はサボりなんだぞ!」

…え?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る