第2話
美空said
家から高校は20分程の距離で
隆はいつもバイク
「ほれ、早く乗れ」
当たり前のようにヘルメットを
頭にぽんっと被せてくれる
「うん」
素直に乗る私に
「掴まれよ」
フッと笑う隆
その笑顔が大好きで
私だけに向けてくれたらいいのに
バイクで学校なんてあっという間で
「あっ!隆弘ー!おはよー」
バイクを停めるとすぐに来る
隆の彼女
名前は忘れた
だってすぐに別れるから
覚えれない
「あぁ。はよ。じゃぁ、美空またな」
そう私はここまで
隆の腕に彼女が抱き着き
勝ち誇った顔をして去っていく
幼なじみと彼女
その壁は本当に高すぎる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます