推し活とは。~Vライバーになったヲタクが想うこと~
月野 灯花莉
人生を変えた出会いと、自分の想う"推し活"について。
約2年と数ヶ月まえ、とある推し歌い手さんのワンマンライブの現地での参戦を控えたライブ当日の昼間のこと。
いつものように物販が終わり、会場ちかくの店で昼食を取っていた時にX(旧Twitter)に流れてきた同担のファンの方であろうライバーさんのツイート。
何気なく見ていた自分は気になり、リプを送ってみた。
すると返事が来て、「某・アプリにてVライバーをしているので良かったら配信を観に来てくれませんか?」と。
それを見て直ぐ返事をして相手の配信をみる為にアプリをダウンロードしアカウントも作る事となる。
これが、自分と"IRIAM(いりあむ)"との運命の出会いだったのです。
最初こそ自分が"Vライバー"という人達に興味を持つ事はないと思っていました。
しかし相手の配信を観に行って、更に他の色んなライバーさんと関わって行くにつれて、自分も"Vとしてライバー活動"をしてみたくなったのです。
ちなみに、その自分をVライバーの世界へと導いてくれた人は数ヶ月後には引退され、配信の媒体をツイキャスのみに変えていき、自分とは関わる事は無くなってしまった。
けれど配信の媒体では関わりがなくなったとしても実際は同じ推しの歌い手さんを推している人だったからこそ、また何処かで会えるだろうと思っています。
自分が、あの人に出会わなければ今の自分は無いし、かといってV界隈と関わり、色んな意味で"推し活"の概念を変えたキッカケだったのだろうと今でも想います。
正直に言うとツイキャスやYouTubeといった有名な媒体でデビューしていたら…。という気持ちは今でもあったと思います。
だけど自分は個人で、それも趣味の範囲で手軽に始められる"IRIAM(いりあむ)"というスマホの配信アプリを選んだ。
これは自分が"LIVE2D"のような、立ち絵を動かせる技術も持ち合わせておらず身内に相談を持ちかけ承諾を得るところまでで精一杯だったからと言えるだろう。
なにせ当時はYouTubeのような世界規模の配信を届ける媒体で知名度を上げたりするのは容易ではないと判断したのも有る。
そして2022年12月よりリスナーとして数ヶ月間の準備を経て年をまたぎ、"2023年の2月22日"、自分の誕生日に執筆者として活動してきた"月野 灯花莉(つきの ひかり)はVライバーとなった。
デビューしてライバーとなり、自身を応援してくださる優しい人達との出会いから、トラブルによる別れ、そして自身の体調管理の不届きにより"約1年と1ヶ月"が経った頃に並行して活動してきた執筆活動と共に配信の活動もメンタルケア・体調管理も含め無理をしないという方針を掲げ区切りとして無期限の活動休止を発表。
その後、約1年ほどリスナーとしてアプリを利用しながらリアルの仕事と執筆活動をしつつ何気ない時間をヲタ活と推し活に費やす日々。
そして本来ならば完全に復帰できる時期に活動の再会をすべきであったが、休止期間も自身と仲良くなってくれて、好いてくれて、活動の再開を待っていてくれている人達が居ることが支えになっていた。
それに応えたいと完全なる復帰ではないにしろ、デビュー2周年の節目の日である2回目の誕生日に一次的な復帰をした。
それと同時に執筆活動のほうも再開となり長らく書けずに停滞していた連載中の作品やコンテストに出す作品など含め、作業する時間も再開する事となる。
再開したあとも、色んな人たちに宣伝をする機会があり、先に活動していた執筆のほうも知ってもらえる機会が増えてきて読んでもらえるチャンスを得る機会に恵まれる。
これは自分がV界隈に足を踏み入れた事で応援してもらえる糧となったと言える。
アイドルという存在を元々が好きだった自分だがV界隈においては某・事務所の人ら以外は"友人"だと思っています。
それを"推し"と認識していた初期の頃に比べると今、自分が見ている景色は少し違うのかもしれない…。
話は変わるが、世間で良く言われる"推しは推せる時に推せ!!"という言葉。
その言葉を借りるのであれば、自分が踏み入れた界隈の活動拠点となっている配信アプリ"IRIAM(いりあむ)"での話である。
YouTubeやツイキャスといった媒体ではなく、知名度も高くない"IRIAM(いりあむ)"では、登録ライバーさんのほとんどがデビューして1ヶ月後にあるイベントに出るという決まりみたいなものがあった。
自分もリスナーに言われて記念に受験という形で参加させて頂いた由緒あるイベントのようなものだそうだ。
それに参加して思ったのは、争う事を好まない自分には彼らが何故このイベントに必死になるのかが凄く不思議だったこと。
イベントの開催はアプリ内の1週間・約7日間、火曜日19時から月曜日23時59分まで。
このイベントのために企画を立ててスケジュールを書いてX(旧Twitter)に上げる。
そして当日は19時から参加者が長時間の配信をする。
それが"トップバーナー・チャレンジ"、略して"バナイベ"。
このバナイベに参加して上位5名がインタビューとアプリ内バーナーに記載される。
そのうち上位10名から入賞70位までが自分が参加した時の条件だった。
ただし2025年、現在のバナイベ上位100名が繰り上げで入賞とされ更にはイベントポイント数によって表彰紙などの特典も充実し、参加しやすくなったとか。
前書きが長くなってしまいましたが、"推しは推せる時に推せ!!"でいうとバナイベで応援しているライバーさんに貢ぐという意味では"推し活"なのかもしれません。
ただ未だに自分は配信アプリ"IRIAM(いりあむ)"という媒体の常識や仕組みが把握しきれておらず、バッジやギフトを取ったり投げたりという事に慣れていない。
デビューして約2年になる今だから言えることは、リスナーとして応援活動という名の推し活を、リアルでしている推し活とは違う概念であるということを宣言します。
自分の価値観と相手の価値観が一緒とは限らないということも約2年の活動でもリスナーとしても想うことが多い日々でした。
ということで、月野 灯花莉(つきの ひかり)としての活動およびリスナーとして推し活をしてきた時の想うことを少し話させて頂きました。
これで、"自分の想う推し活とは。"という話は終わりです。
半分ぐらい自身の活動の話になっていて読みずらいとは思いますが、ご了承いただけますと幸いです。
この先もIRIAM(いりあむ)という配信アプリをメインに活動しつつ今後はYouTubeでも個人チャンネルが有るため活動の幅を広げていければと思いました。
-最後に-
執筆者としても、ライバーとしても、1人のヲタクとしても、沢山の推し活をリアルで中の人がしてきたという事を綴って置きます。
ここまで読んで頂き、誠に有難う御座いました!!
推し活とは。~Vライバーになったヲタクが想うこと~ 月野 灯花莉 @syousetu_love315
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